今流行りの「鬼ごっこゲーム(アプリ)」とは?概要や魅力などを解説


 
最近、「鬼ごっこゲーム」という言葉を聞くことが増えています。とはいえ、ジャンルの意味や面白さ、どんなゲームがあるのかわからない、という人も少なくないでしょう。
 
そこでこのコラムでは、鬼ごっこゲームの概要や特徴、代表的なタイトルを説明したうえで、開発者の目線で見る鬼ごっこゲームのポイントについても解説します。鬼ごっこゲームに関心がある人は、ぜひ最後まで読んで参考にしてください。
 

1. 「鬼ごっこゲーム」(かくれんぼゲーム)とは

この項目では、まず鬼ごっこゲームの概要と魅力を解説します。
 

1-1. 鬼ごっこゲームは「非対称型対戦ゲーム」の一種

「鬼ごっこゲーム」は「かくれんぼゲーム」と呼ばれることもあり、何らかの「鬼」に相当する敵からの逃走を楽しむことをテーマとしています。一方、鬼側として逃げる相手を追い詰める楽しみを提供するタイトルも多く、追う側と逃げる側の力や人数が同等でないことから、「非対称型対戦ゲーム」というジャンルで語られることも少なくありません。
 
まず人数の非対称性を見ると、鬼やキラー、ハンターと呼ばれる側は1人であることが多く、逃げる側は多人数です。また追う側の力が圧倒的に強く設定されていますが、逃げる側は戦闘力を持たないことが多いです。戦えたとしても1人で対抗できるバランスには設定されておらず、この点でも非対称に作られています。
 
このため同人数同士で対戦する「スプラトゥーン」「エーペックスレジェンズ」「リーグオブレジェンド」などのゲームとは、かなり違うゲーム性を楽しむことができます。
 

1-2. 鬼ごっこゲームの魅力

鬼ごっこゲームは追う側でプレイする場合と、逃げる側でプレイする場合とで違う楽しみがあります。どちらにも戦略性はありますが、追う側は基本的に時間内で多人数を倒すことを要求されます。一方の逃げる側は、チームプレイが必要となる設定が一般的です。追う側と1対1になれば為す術もなく一方的に倒されるようなパワーバランスなので、逃げながら共闘することが必須なのです。
 
このため、追う側でプレイする場合は圧倒的な力を効率よく使って迅速に狩ることを追求することになり、逃げる側は環境や特殊能力などを活用しつつ敵から逃れるドキドキ感を楽しむことができます。
 
また、追う側、逃げる側の両方でプレイできるので、1タイトルで2つのゲーム性を楽しめることも鬼ごっこゲームならではの魅力です。
 

2. 鬼ごっこゲームの代表的なタイトル

この項目では、鬼ごっこゲームの代表的なタイトルを5つ紹介します。
 

2-1. Dead by Daylight

カナダのBehavior Interactiveが開発し、2016年にリリースされた、現在の鬼ごっこゲームにおける代表的なタイトルです。マルチプレイスタイルで、基本的にキラー1人、サバイバー4人という構成でゲームを展開します。
 
プレイヤーはキラーを選択した場合、特殊能力を使ってサバイバーを捕まえ、吊るしていく過程を楽しめます。キラーにも複数のキャラクターがあって、それぞれの個性やスキルが異なる点もこのゲームの魅力です。
 
一方サバイバーは、キラーから逃げ回りながらマップ内の発電機を回復させ、脱出を実現するという目的で行動します。自分自身が生き残ることにだけ執着すると、圧倒的な力を持つキラーに個別に倒されていく絶望感を味わうことになります。そのため、自身の生存と、チームで連携して目的を果たすことのバランスが楽しみのひとつです。
 
キラーとしてプレイする場合は操るキャラクターが見えない一人称視点ですが、サバイバーは3人称視点である点もこのタイトルの面白さを増す要素です。ある時はキラー、別の時はサバイバーとしてプレイすれば、同じゲーム内でも視界の違いなどを楽しめますから、飽きずに何度もプレイできるでしょう。
 

2-2. Identity V

中国のNetEase Gamesが開発・運営をしているタイトルで、日本語訳で『第五人格』と記載されることもあります。2018年4月にリリースされていますが、その年のうちにユーザーが1億人を超え、2020年には2億人以上のユーザーを獲得している人気タイトルです。
 
1人のハンターと4人のサバイバーでゲームが構成され、プレイヤーはどちらでも選ぶことができます。ハンターは3人のサバイバーを倒せば勝利し、サバイバーは3人以上脱出できれば勝利です。
 
ハンターもサバイバーも個々にスキルを持っているので、それぞれの特性を生かすことが要求されます。
 
また、Identity V はeスポーツの種目としても高い人気を得ており、多数の大会開催が世界中にプレイヤーが増える一因となっています。
 

2-3. Predator: Hunting Grounds

映画でおなじみのプレデターを扱ったタイトルです。アメリカのインディーゲーム会社であるIllFonicが開発し、ソニー・インタラクティブエンタテインメントが2020年にリリースしています。
 
ゲームはプレデター1人と4人のファイアチームで構成されています。鬼ごっこゲームでは「鬼」的なものに対して逃げる側は対抗できない設定が一般的です。このゲームでもプレデターからの逃走を楽しめますが、本作のファイアチームは精鋭部隊という設定なので、プレイヤー同士で協力してプレデターを倒すことも不可能ではありません。
 
1987年に公開された映画『プレデター』を観たことが無くてもゲームは十分に楽しめますが、映画へのリスペクトを示すシーンも多いので、映画ファンも楽しめる作りとなっています。
 

2-4. 青鬼オンライン

日本のゲーム会社である株式会社GOODROIDが開発、LiTMUS株式会社が運営しているタイトルです。2018年9月にリリースされて以来、多くのユーザーを獲得し続けています。
 
鬼ごっこゲームとしては100人で逃げ回り、最後の一人になるまで逃げきることを競う「100人サバイバル」モードがメインとされています。怖そうなイメージもあるかもしれませんが、ホラー要素は薄く、1回数分で終わるというプレイスタイルからも気軽に楽しめる利点があります。
 
さまざまなモードで楽しめることもこのタイトルの特徴で、逃走者が5人の「青鬼V」モードもあります。また、プレイヤー自身が鬼になってほかのプレイヤーと対戦する「ガチバトル」モードや、人狼要素を取り入れた「青鬼人狼」モードなどがあり、何度でも楽しめる工夫も満載です。
 

2-5. ミラクルマッチ

「鬼ごっこゲーム」というとホラー要素が強いイメージがあるかもしれません。しかしサンリオキャラクターを扱うミラクルマッチなら、かわいいキャラクターが魔法を使って追いかけっこをするゲーム性なので、殺伐とした雰囲気や恐怖感はまったくありません。
 
かわいらしいサンリオキャラが3Dで動き回る姿には、プレイする誰もが癒されることでしょう。また、往年のサンリオキャラクターが数多く登場するので、子どものころに馴染んだ愛着あるキャラでプレイできる喜びもあります。1ゲーム100秒という短さなので、ちょっとした空き時間にプレイできるのも大きな魅力です。
 
開発・運営はイマジニア株式会社で、2022年6月に配信を開始しています。
 

3. ゲーム開発者視点で見る「鬼ごっこゲーム」というジャンル

この項目では、ゲーム開発者の視点から「鬼ごっこゲーム」を解説しましょう。
 

3-1. キラー側とサバイバー側のバランス調整が難しい

鬼ごっこゲームの「面白さ」は、キラー側とサバイバー側のパワーバランスによって決まります。基本的には逃げる側でプレイする人が多いので、全体で見ればサバイバー側がやや有利となっていることが前提です。
 
しかし、簡単にサバイブできたり、キラーをリスクなく翻弄できたり倒せたりすると逃げ回る楽しみは半減してしまいます。とはいえ、キラーが強すぎて、逃げる側が一瞬にして全滅するようではゲームが成り立ちません。
 
そのため開発者側は、キラー側とサバイバー側のバランスをどの程度に設定するかに注意を払う必要があります。
 

3-2. 追いかけっこ(チェイス)の展開が単調にならないように工夫する必要がある

鬼ごっこゲームといっても、ただ逃げ回るだけで勝敗は移動速度次第、ということではプレイヤーは飽きてしまいます。また、素早い動きを要求するだけではゲームが単調になりがちですし、スーパーマリオ等の操作テクニック系のゲームになってしまいます。
 
そのため、障害物を利用することなどでキラーの追跡を防ぐ妨害・視線切りや、サバイバーごとのスキル(パーク)を持たせることなどを考える必要があります。つまり、プレイヤーが緊張感や恐怖感を維持しながら生き残るための工夫を楽しめることが重要なのです。
 

3-3. ゲームのテイストによって世界観やバランスなどを調整する必要がある

一口に鬼ごっこゲームと言っても、扱う題材で世界観が大きく変わります。今回紹介した5タイトルの中でも、例えばDead by Daylightはホラー要素が強いので、プレイヤーの恐怖をあおるような演出が重要となります。サバイバーは単に捕獲されるのではなく、フックで吊るされるという演出がこれに当たります。
 
一方、サンリオキャラクターを扱うミラクルマッチはかわいらしさを維持しなければなりませんから、鬼につかまっても酷いことをされるようなことはありません。
 
また、既存の映画を題材にしたPredator: Hunting Groundsの場合、プレデターが弱すぎると作品の世界観を壊してしまいます。さらに、サバイバー側が無力な民間人ではなく戦闘力を持っているのは、マッチョな俳優がプレデターと死闘を繰り広げるという映画の世界観を活かした結果でしょう。
 

4. まとめ

最近話題に上がることが多い「鬼ごっこゲーム」について、概要や魅力を解説したうえで、代表作5選を紹介しました。また、開発者の目線から「鬼ごっこゲーム」はどうあるべきか、という点にも言及しています。
 
鬼ごっこゲームは従来の対戦ゲームとは異なる楽しみを提供してくれることから、今後も新たなタイトルが開発されていくと思われます。開発側にとってはゲームバランスの難しさも問われる性質を持っていますが、その点に着目することで、プレイの楽しみも広がることでしょう。
 
まだ鬼ごっこゲーム未体験という方は、このコラムを参考にして、ぜひこの機会にプレイしてみてください。
 

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