ゲームはコントローラー(パッド)派?キーボードマウス派?開発者目線で見るデバイス問題

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PCでゲームを楽しむ場合、操作デバイスとしてゲーム用のコントローラー(パッド)を使う人と、キーボード+マウスを使う人に分かれます。ネット上には「どちらが優位か」といった論争も溢れていますが、このコラムでは、それぞれのメリットを確認したうえで、ゲーム開発者の目線も交えて解説していきますので、ぜひ参考にしてください。
 

1. ゲームの操作デバイスは大きく分けて「コントローラー(パッド)」と「キーボード+マウス」

PCゲームを操作する際、操作デバイスは「コントローラー(パッド)とキーボード+マウス」の2種類に大別することができます。この項目では、まずそれぞれのデバイスが持つ歴史を紹介していきましょう。
 

1-1. コントローラー(パッド)

コントローラー(パッド)は、ゲーム機あっての存在です。そのためコントローラー(パッド)はゲーム機とともに発達してきたと言って良いでしょう。
 
世界初の家庭用ゲーム機は、アメリカのマグナボックス社が1972年に発売したオデッセイであるといわれています。オデッセイにはすでにコントローラーが存在しましたが、現在の形状とは全く異なるもので、つまみを回すことで操作していました。
 
その後、ジョイスティックと押しボタンを使ったコントローラーが登場します。さらに年数が経って1983年に任天堂が発売したファミリーコンピュータ(ファミコン)ではついに十字キーやA/Bボタンが登場します。
 
これ以降さまざまなコントローラーが登場しますが、ファミコンで採用されたコントローラーを基本とする形状が多いのは確かなことです。
 

1-2. キーボード+マウス

「パソコンはいつから存在するか」については諸説ありますが、1975年にアメリカで作られたAltair8800であるという説があり、これ以前にパソコンが存在したとしても大きな年代の差は無いでしょう。
 
この時点ではキーボードやマウスは無かったようですが、1977年にコモドール社が出したPET2001にはモニターと一体型のキーボードがありますし、専用のジョイスティックも作られています。また、同年にアップル社が出したAppleⅡもキーボード一とモニター一体型で、この時点でゲームが楽しまれていたのは明確です。
 
一方、マウス自体は1967年に発明されたとされていますが、この当時はまだコンピューター自体が普及していませんから、一般化するのはやはりキーボードと同時代、1970年代後半のことです。
 
さらに、キーボードやマウスがゲーム専用のゲーミングデバイスとして販売されるようになったのも明確ではありませんが、2000年代後半のことと考えられています。
 

2. コントローラー(パッド)操作のメリット

この項目ではまずコントローラー(パッド)を使うメリットを解説し、次の項目でキーボード+マウスを使用するメリットを記載します。
 
ただし、プレイする環境やゲームに求めるものは人によって異なるので、当コラムとしては「どちらかが優れていてもう一方は劣っている」と優劣をつけるものではありません。デバイスの違いによるメリット・デメリットを把握して、それぞれのプレイスタイルに合わせた選択をするための参考とお考え下さい。
 

2-1. シンプルで手に馴染みやすく、操作性が高い

そもそもコントローラー(パッド)は家庭用ゲーム機専用に作られた物体で、1980年代に登場して以来、40年ほどの期間をかけて様々な進化をとげています。
 
キーボード+マウスと比較すると、手に馴染みやすいことやシンプルであること、さらに操作性が高いことなどを追求してきた歴史があります。また、少ない指の動きで、無駄がなくスピーディなプレイができることにも各社の工夫が凝らされています。
 

2-2. 好きな体勢でゲームを楽しめる

机などに置いて使用することを前提としたキーボードやマウスと異なり、コントローラー(パッド)はプレイヤーの姿勢を問わないことをメリットとしています。そのため、ソファやベッドなどで横になってリラックスした姿勢でゲームをプレイすることも容易ですし、イベントなどであれば立って操作することにも向いています。
 

2-3. コンシューマーゲームは基本的にコントローラーでしか遊べない

コンシューマーゲームはそもそもコントローラーを使うことを前提に作られているので、キーボード+マウスという選択肢が無いことが一般的です。また、キーボード+マウスに比べるとコントローラーの方が小さいので、移動や収納がしやすいことも大きな利点と言えるでしょう。
 

3. キーボード+マウス操作のメリット

この項目では、キーボード+マウスを使ってゲームをプレイすることのメリットについて解説しましょう。
 

3-1. 割り当てられるボタンがコントローラーに比べて多い

キーボードは、コントローラーに比べると圧倒的にキーが多いことを特徴としています。そのため、コントローラーで二つのボタンを同時に押して操作するようなケースでも、一つのキーで済ますことができます。さらに、プレイヤーにとって操作しやすいように、キー割り付けをカスタマイズできるという自由度もあります。
 

3-2. マウスでの操作精度がアナログスティックよりも高い傾向にある

ゲームに際してマウスを使うメリットは、アナログスティックに比べると操作精度が高い点にあります。特に正確な射撃を要求するFPS系のゲームでは、マウスの方がエイムしやすいでしょう。また、マウスの操作とゲーム内の動作の関連がわかりやすく、直感的にプレイしやすいこともマウスのメリットと言えるでしょう。
 

3-3. チャットが必要な場合、すぐに移行できる

ボイスチャットをメインで使っている人にはあまり影響はないでしょうが、ゲームをプレイしながら文字でチャットしようとする場合にはキーボードはかなり優位です。
 

4. ゲーム開発者目線で見るコントローラーVSキーボード+マウス問題

ここからは、ゲーム開発者の目線で見る場合のコントローラー(パッド)とキーボード+マウスの問題を取り上げていきます。
 

4-1. 対応していない操作デバイスがあるとストレスや低評価の原因になる

以前はPCゲーム派ならキーボード+マウスを使い、家庭用ゲーム機を中心にプレイする人はコントローラー(パッド)を使用する、といった固定観念もありました。しかし近年は、このような慣習は無くなっている実情があります。
 
ゲームプラットフォームSteamのコミュニティニュースによれば、PCゲームをコントローラーでプレイする人が明確に増えていることが明示されており、ゲームによっては6割以上の人がコントローラーを使っていること、スケートボードゲームなど、特定のジャンルでは9割以上もコントローラー利用者が存在するケースもあることなどが記載されています。
 
また、上記の記事では、過去2年間で、コントローラーを使用してSteamゲームをプレイする1日の平均ユーザー数は2倍以上に増加しているという記述があります。この記事は2020年11月のものなので、2022年現在ではさらに進行している可能性もあります。
 
このような事態を踏まえると、ゲーム開発者としてはキーボード+マウスとコントローラー(パッド)の両方に対応しなければ、ユーザーがストレスを感じたり、ゲームの評価が低かったりすると考えなければならない状態になっていると考えるべきでしょう。
 

4-2. 基本的にはどちらで遊んでも有利不利が出ないような操作性が望ましい

コントローラーに対応していないPCゲームでも、特定のアプリをインストールすることで、コントローラーでの操作を可能にする方法はあります。
 
とは言え、ユーザーにとっては手間が多く、ダウンロードや割付作業がストレスになることもありますから、今後のゲームはコントローラーとキーボード+マウスのどちらでも操作できるように対応していることが望ましいでしょう。
 
ちなみにSteamであれば、Steam入力APIを使用することで、コントローラーとの互換性を持つというサポートもあります。
 

4-3. どちらかが圧倒的に有利になりそうな場合は制限をかけるかアシストを施す必要がある

FPS(ファーストパーソンシューター)に関しては、マウスユーザーの方がエイムを正確に行えるため、ユーザーのプレイ環境によって勝敗が顕著なケースもあります。このような場合は、コンシューマータイトルであればキーボード対応をしないケースもあります。さらに、コントローラーでプレイする場合はエイムアシストをあらかじめ用意しておくことで、環境による不公平を緩和できますから、近年はFPS系のタイトルであればエイムアシストは標準装備と考える傾向が強くなっています。
 
ただし、エイムアシストの効果が強すぎると、むしろキーボード+マウスユーザーが不利になるという可能性もあるので、開発者としてはバランスを考えることも求められるでしょう。
 

5. まとめ

ゲームをプレイする際に、コントローラー(パッド)を使う場合とキーボード+マウスを使う場合のメリットを比較し、開発者目線からコントローラー(パッド)VSキーボード+マウスの問題を考えてみました。
 
コントローラー(パッド)やゲーミングキーボードやゲーミングマウスはどれをとってもほぼ40年程度の歴史がありますから、さまざまなメーカーや開発者の工夫が次々と盛り込まれています。また、eスポーツが一般化して職業にしている人も増えていますから、今後もユーザーの要求にこたえて次々と新しいものが開発されていくでしょう。
 
ユーザーとしては、自分自身に馴染むアイテムを見出すことや、ゲームの特性によって使い分けることなどが勝率を上げていくカギとなるでしょう。
 
また、開発者にとっては手間が増えるかもしれませんが、多くのユーザーに楽しんでもらえるように、どのようなデバイスでも対応できるようにしておくことが求められています。
 

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