ソシャゲ(スマホアプリゲーム)がサービス終了する理由とは?ゲーム会社が向き合うべき問題

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ソシャゲ(スマホアプリゲーム)は2022年現在、数えきれないほどの数が提供されています。しかしかなり売れたタイトルであっても、5年以上売上トップ100位以内にとどまれるのは1割程度という報告もあります。中には1年もたたずに終了するタイトルもありますから、その理由が気になる人は少なくないでしょう。
 
そこでこのコラムは、ソシャゲがサービスを終了する理由を検討・解説していきます。ぜひ最後まで読んで参考にしてください。
 

1. ソシャゲが”ある程度の運営期間の後”サービス終了する理由

この項目ではまず、ある程度続いたソシャゲがサービス終了する理由について解説します。
 

1-1. 利益は出ているが少なく、これ以上は継続する意味がないと判断されたとき

サービス終了するソシャゲがすべて赤字というわけではなく、中には黒字で運営できている場合もあります。
 
とはいえ、企業である以上、明らかに大きな黒字を出しているタイトルでなければ、どの程度の利益があれば運営を続けていくか、という判断は常に突き付けられています。そのため、終了時点で黒字ではあっても、赤字に転落する前にサービスを終了する判断があるのは不思議なことではありません。
 
また、企業の人的リソースには限りがありますから、より多くの利益が見込めるタイトルに人材を集中するという判断もあるでしょう。
 

1-2. ゲーム会社が運営を継続させられなくなったとき

前の項目で書いたような、「黒字は出ているものの戦略的にサービスを終了する」というケースではなく、会社として明らかに運営を続けていけないというケースもあるでしょう。
 
この場合にもいろいろなパターンが想定できますが、大きく分けると会社自体の運営には支障はないものの、長く続いてきた中で少しずつ収支が合わなくなってきたので終了するという比較的穏当な場合と、会社自体の経営も厳しいのでサービスを終了するという切迫した場合もあり得ます。
 

1-3. サービスを他社に移管したくても移管先が見つからなかったとき

ある程度の期間続いたゲームとしてはそれなりに黒字を出していても、例えば自社の体制を変更するにあたって、サービスの移管先が見つからなかった、という時にもサービス終了することはあり得ます。
 
ただしこの場合も、大ヒットタイトルで大きな黒字を出し続けており、それが将来も見込まれるなら、体制変更しても自社での運営を残そうとするでしょう。また人気タイトルであれば、移管先として手を上げる企業も少なくないはずです。
 
そのため、このパターンでサービス終了するソシャゲは、ある程度続いてきたとはいえ、大きな利益が出ていない状態である可能性が高いです。
 

1-4. タイトル自体に致命的な問題が発覚したとき

タイトル自体に権利侵害や契約違反など、法に関連するような事態が発生した場合もサービス終了する可能性はあります。また、何らかの配慮が不足したことなどで炎上してしまった場合もサービス終了に追い込まれることはあります。
 

2. ソシャゲが”早期(リリース前後)”でサービス終了する理由

この項目では、ソシャゲが早期にサービスを終了してしまうケースについて解説します。
 

2-1. 事前登録数が振るわないなど、スタート時点で利益の見込みがないと判断されたとき

ゲーム開始前に事前登録を行うゲームは多いですが、その際に登録ユーザーが予想を大きく下回った場合は、投資の回収が難しいと判断して早期に終了することもあります。また、事前登録ではそれなりのユーザーを獲得できたものの、リリースしてみると不評が激しかった、といった場合も早期に終了することがあり得ます。
 
残念なことですが、ゲーム会社として利益の追求は最重要事項ですから、利益の回収が見込めない場合に、ずるずるとリソースを使い続けるわけにはいきません。
 

2-2. サービス提供ができないレベルの致命的な問題が見つかったとき

ゲームの開発に当たっては、開発会社やパブリッシャーはコンプライアンスには十分に気を配っていると思われますが、例えば版権などの法的な問題や、時には何らかの不適切な表現をしてしまったというような社会的な問題が起こるかもしれません。そして、それが致命傷であれば、企業としては早めにサービス終了したほうが良いと判断することもあるでしょう。
 
また、バグやサーバー障害などが激しく、ユーザーがプレイできない状態が続いた場合や、クレームが殺到した場合などもサービスを一旦停止することは考えられます。
 
この場合、回復が可能であり、ユーザー離れなどがさほどでもなく、利益が見込めるなら一時的なサービス停止のあとに再開することもできるでしょう。一方、問題が致命的で修復不可能であったり、ユーザー離れが著しかったりした場合は、いっそ終了するということもあり得ます。
 

3. ユーザーに長く愛されるソシャゲを運営するために気をつけたいこと

この項目では、ゲームを開発する際、そして多くのユーザーに長く愛されるために運営上気をつけるべきことについて解説します。とはいえ、どれほど気を配ったとしても、永久に続いていくサービスは存在しませんし、始まりがあれば終わりもあります。ぜひその点だけは踏まえておきましょう。
 

3-1. 【全体を通して】起こりうるトラブルを事前に洗い出し、対策を講じる

ソシャゲを運営していく中で、トラブルはさまざまなところで起こる可能性があります。例えば、版権の扱いなどで注意不足があれば、法的に問題となることがあります。また、社会的に不適切な表現がある場合や、クライアントやパートナー企業との契約上のミスが起こることもあるかもしれません。さらに、運営上の告知ミスなどで炎上して、多くのユーザーが離れてしまうということもあり得ます。
 
十分な人材が無い中で、さまざまな業務を兼任しながらなんとかリリースにこぎつけている、というゲーム会社もあるでしょうから、担当者個人のレベルでチェックを厳しくしても限界があります。
 
そのため担当者であれば、無理を言ってもより多くの人のチェックを受けられるように、上長やリーダーに働きかけることをおすすめします。また、管理職やリーダー的な人であれば、複数の目が届かないまま進行している部分が無いかに注意し、トラブルを未然に防げる体制づくりを検討する必要があるでしょう。
 
現状と違う動きをする場合は組織として受け入れられにくいこともあるでしょうが、体制が不十分なまま走って大きなトラブルにあえば、会社としても大きな損失を生むことになりますから、ぜひ勇気をもってプロジェクトの弱い部分に光を当ててみてください。
 

3-2. 【開発時】破綻のない予算とスケジュールを組んで開発に取り掛かる

開発段階で注意すべきなのは、予算や人的リソースの配分、スケジュール自体に問題が無いかという点です。
 
どんな業界でも「有り余る予算と十分な人手がある」という環境で仕事ができることはめったにありませんが、ゲーム業界は、特に予算やスケジュール上の問題が発生しやすい分野です。その理由は、ゲームは日進月歩で革新される新しい技術を扱うことが多いので、そもそも未経験な内容が含まれていることが多いために、予算や予定が組みにくいという現実があります。また、ユーザーは常に「より新しいもの」、「より面白いもの」を求めますから、そこに答えていくのも大変なことです。
 
そのような事情から、スケジュールに狂いが出ることや、そもそも最初からタイトなスケジュールを組まれることは珍しくないと思います。とはいえ、リリースが予定より遅れた場合、リクープ(制作費用や投資額を回収すること)の時期も遅れますから、企業として大きな打撃を受けることになります。
 

3-3. 【運営時】運営費の無駄をなくす

リリースしたゲームを適切に運営し、利益を出し続けていくためにはさまざまなポイントがあります。
 
まず考えるべきなのは、運営費に無駄が増えていないか、という点です。リリース後に発生する費用は、人件費や広告費、サーバー維持費など多数存在しますから、それぞれの項目を細分化して把握しておくことが欠かせません。
 
例えば一口に人件費と言っても、イベントを企画運営するスタッフと、定期メンテナンスや問題点の修復などを担当するエンジニアが存在します。ゲームの内容によってそれぞれにかかるパワーは異なりますから、単価を踏まえた計画立案が利益回収を左右することは間違いありません。それぞれの単価や作業時間を予想・把握するとともに、どこまでが社内リソースで、どこからがアウトソースなのかという管理も必要です。
 
また、運営はイベントの大小の使い分けや、利益回収しやすい時期(季節)を逃さないことにも注意を払う必要があります。大型連休や年末年始、周年イベントなどは収益を見込める時期なので、リリース時期が大型連休にかぶらないように配慮するゲーム会社も存在します。さらに、リリースを同じジャンルのゲームの周年イベントと意図的にずらす、という工夫が必要な場合もあります。
 
他にも、比較的利益が上がりにくいとされる商戦期以外の時期に、どの程度利益を確保できるかも運営の腕の見せ所となるでしょう。
 

4. まとめ

ソシャゲ(スマホアプリゲーム)がサービス終了する理由を、いくつかの角度から解説したうえで、開発や運営に携わる人が注意すべきポイントをまとめました。
 
ゲーム開発者や運営担当者にとって、ユーザーに長く愛されるゲームを作り、維持していくのは非常に大変なことです。実際にリリースから数ヶ月でサービス終了するタイトルも少なくありませんし、その時々のトレンドや話題性、社会情勢など担当者レベルでは太刀打ちできない事情もあります。そのような事情を踏まえると、長く愛されるゲームは狙って作れるものではないというのが現実でしょう。
 
とは言え、開発者や運営担当者が事前の注意を払うことで、マイナス要因を少なくすることはできます。ぜひ今回のコラムを参考にして、長く多くのユーザーに愛されるゲーム作りに役立ててください。
 

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