【ゲーム・エンターテインメント】他社牽制力ランキング2020 トップ3はバンダイナムコ、コナミ、SIE

 

株式会社パテント・リザルトは2021年6月14日、「ゲーム・エンターテインメント業界」を対象に、2020年の特許審査過程において他社特許への拒絶理由として引用された特許件数を企業別に集計した「ゲーム・エンターテインメント業界 他社牽制力ランキング2020」をまとめました。
この集計により、直近の技術開発において競合他社が権利化する上で、阻害要因となる先行技術を多数保有している先進的な企業が明らかになります。

 

集計の結果、2020年に最も引用された企業は、1位バンダイナムコエンターテインメント、2位コナミデジタルエンタテインメント、3位ソニー・インタラクティブエンターテインメント(SIE)となりました。

 

※当ランキングは、企業グループを考慮した名寄せ処理を用いて算出しています。

 

 

1位バンダイナムコエンターテインメントの最も引用された特許は「HMDを装着し、コントローラを把持して操作する場合のユーザビリティ」に関する技術で、コロプラなどの計5件の審査過程で引用されています。
このほかには、「プレーヤの視線とキャラクタの関係を反映したゲーム処理」に関する技術が引用された件数の多い特許として挙げられ、グリーの「VRゲーム」など計5件の拒絶理由として引用されています。
2020年に、バンダイナムコエンターテインメントの特許によって影響を受けた件数が最も多い企業はグリー(41件)、次いでカプコン(36件)、コロプラ(33件)となっています。

 

2位コナミデジタルエンタテインメントの最も引用された特許は「ユーザの不満を改善した、ゲーム媒体における抽選」に関する技術で、カプコンの7件の審査過程で引用されています。
このほかには「従来よりもユーザの満足度を高めた、ソーシャルゲームでの抽選」に関する技術が引用された件数の多い特許として挙げられ、カプコン、バンダイナムコの計5件の拒絶理由として引用されています。
2020年に、コナミデジタルエンタテインメントの特許によって影響を受けた件数が最も多い企業はグリー(37件)、次いでバンダイナムコエンターテインメント(32件)、カプコン(25件)となっています。

 

3位ソニー・インタラクティブエンターテインメントの最も引用された特許は「画像酔いを低減したヘッドマウントディスプレイ」に関する技術で、GOOGLEの「ヘッドマウントディスプレイの電子ディスプレイ安定化」関連など計特許5件の審査過程において拒絶理由として引用されています。
2020年に、SIEの特許により影響を受けた件数が最も多い企業は任天堂(13件)、次いでコロプラ、グリー(いずれも10件)となっています。

 

4位セガは「小型で、かつシンプルに構成することのできるアナログ抽選装置」が、5位任天堂は「ゲームプログラム、リズムゲーム処理方法、リズムゲームシステム、およびリズムゲーム装置」が、最も引用された特許としてそれぞれ挙げられます。

 

ランキングの集計対象

日本特許庁に特許出願され、2020年12月までに公開されたすべての特許のうち、2020年1月から12月末までの期間に拒絶理由(拒絶理由通知または拒絶査定)として引用された特許を抽出。
本ランキングでは、権利移転を反映した集計を行っています。
2021年5月1日の時点で権利を保有している企業の名義でランキングしているため、出願時と企業名が異なる可能性があります。
業種は総務省の日本標準産業分類を参考に分類しています。

 

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本件に関するお問い合せ先

株式会社パテント・リザルト 事業本部 営業グループ
Tel:03-5802-6580
Fax:03-5802-8271

 

会社概要

社名:株式会社パテント・リザルト
住所:〒113-0033 東京都文京区本郷2-15-13 お茶の水ウイングビル5階

 

提供元:ドリームニュース
https://www.dreamnews.jp/press/0000237205/