Monozukuri Ventures、パーソナルロボットやゲームでSTEM / STEAM教育に取り組むDigital Dream Labsに出資

 

ハードウェア・スタートアップ特化型VCファンドを運営する株式会社Monozukuri Ventures(本社:京都市及び米国ニューヨーク市、CEO:牧野成将)は、Digital Dream Labs(本社:米国ペンシルベニア州、CEO: H. Jacob Hanchar)へ出資を実施しました。

 

Digital Dream Labsは、2012年に設立された、教育ゲームを開発する米国ピッツバーグのスタートアップです。2019年に教育玩具ロボットを開発するAnkiの資産を取得し、就学前から高校生までの各年代に、遊びを通して学べるゲームやロボットを提供しています。

 

2009年にオバマ大統領が米国科学アカデミーでの演説でSTEM教育※の重要性を演説して以来、アメリカは世界を牽引する経済大国であり続けるために、国を挙げてSTEM教育に取り組んでいます。STEM教育関連予算は、毎年数十億ドルが投入され、今後不足するとされるSTEM分野の人材育成に充てられています。

 

  • ※STEM教育…科学、技術、工学、数学の分野を統合的に学び、科学技術に長けた人材育成を目的とした教育プラン。STEMはScience(科学)、Technology(技術)、Engineering(工学)、Math(数学)の頭文字をとったもの。

しかし、学習は子供にとって必ずしも楽しいものであるとは限りません。そこで、Digital Dream Labsはロボットやゲームでの遊びを通じた学習機会を提供します。同社が実施した調査によれば、Digital Dream Labsのツールを8週間利用した生徒は、プログラミングと論理的思考の能力において10%~25%の増加が確認できました。

 

Digital Dream Labsは既に、米国を中心に300万人を超える顧客を有しており、EdTech市場での高い知名度があります。また、2020年の収益は前年比4倍と、パンデミックにもかかわらず劇的な成長を続けています。
Monozukuri Venturesはシード〜アーリーステージのハードウェア・スタートアップへの投資と、試作・量産コンサルティングを通じて、世界中の起業家が高品質の製品を、少量でも素早く生産・販売することができる世界の実現を目指しています。2021年2月には日米のハードウェア・スタートアップにフォーカスした「Monozukuri 2号ファンド」の一次募集完了を発表しました。今後も引き続き国内機関投資家や事業会社と共に、世界に進出するハードウェア・スタートアップを支援してまいります。

 

Digital Dream Labsが提供する主なプロダクト

 

Cozmo (教育玩具ロボット)

Cozmo (教育玩具ロボット)

 

InfiniDrive(レースゲーム)

InfiniDrive(レースゲーム)

Vector(AIコンパニオンロボット)

Vector(AIコンパニオンロボット)

 

Digital Dream Labsについて
設立日:2012年
所在地:米国ペンシルベニア州
CEO:H. Jacob Hanchar
事業内容:教育玩具の企画・開発・販売
https://www.digitaldreamlabs.com

 

Monozukuri Venturesについて
株式会社Monozukuri Venturesは、京都とニューヨークを拠点に、ハードウェア・スタートアップへのベンチャー投資ファンドの運営と、ハードウェアの試作・製造に関する技術コンサルティングを提供する企業です。
2020年1月に、Makers Boot Campを運営する株式会社Darma Tech Labs(京都市)と、FabFoundry, Inc.(ニューヨーク市)が、2社のハードウェア・スタートアップ支援の経営資源を結集して誕生しました。MZVが運営するMBC試作ファンドは2017年夏に1号ファンドが、2021年に2号ファンドが発足しました。日米のハードウェア・スタートアップ43社(日本18社、米国25社)に投資しています。またスタートアップ企業を中心に、110以上の試作プロジェクトを支援しています。
(数値はいずれも2021年9月末時点)

 

※記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。

 

提供元:PRTIMES
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000009.000076450.html