“東京国際工科専門職大学”ってどんな大学? デジタルエンタテインメント学科って何が学べるの? オンライン授業に即応した秘訣を聞いてみた!!

 

オンライン授業に開学から即応

 

――オンライン授業のお話が出ました。5月19日現在、どのような状況でしょうか?

 

二村

 

2020年4月1日に開学した本学ですが、すべての行事や授業、試験をオンラインで実施し、未だ学生は一度も登校していません。

 

何も仕組みが無い所から急遽2日で準備をし、バーチャル入学式、各種オリエンテーションを実施しながら授業の体制を整えつつ、緊急事態宣言を受けて教員もすべてテレワークに移行しつつ、遅滞なく授業を実施しています。

大変珍しい状況で開学した学校ですが、新型コロナウィルスによる社会情勢の変化に対応できている点にも本学の長所が出ているかと思います。

 

また何よりもこのように急に始まったオンラインの授業にしっかり対応して下さっている学生の皆さんに感謝いたします。

学生の皆さんには実際にお会いできる日を楽しみにしております。

 

蛭田

 

デジタルエンタテインメント学科のオンライン授業の取りまとめをやってくださっているのが二村先生です。

先生のお陰で我々は授業を行えるので、本当にお世話になっております。

 

二村

 

先生方には、学校にあった器材と私物をかき集めてもらい、映像配信の環境をセッティングしてもらいました。

 

蛭田

 

私のオンライン授業も、私物で配信をやっています。

 

二村

 

先生の私物や能力で素早い対応が可能であるところに、実務家教員を多く含む、本学の特徴が出たのではないでしょうか

 

多くの先生が自身のプロフェッショナルの領域で、それぞれのノウハウを出して協力してくれています。

私も微力ながら、ゲーム開発と運営、チームビルドのノウハウをオンライン授業のやり方に混ぜ込むことで、オンライン授業に初めて取り組む教員の習熟度を上げつつ、何かあれば即フィードバックし、方法を改善して事故を起こさず授業実施できる体制を整えることが出来ました。

 

これは開学したばかりの大学の門を叩いた、向学心に溢れる学生のお陰でもあり、感謝に堪えません。

 

蛭田

 

アナウンスの足りていない部分を学生同士で共有するといった動きもあり、助けてもらっています。

 

二村

 

教員がまだ不慣れで伝達ミスをすることもありますが、学生からチャットで指摘いただくこともあり、助かっています。

 

今は多くの教員がオンライン授業は対面に比べてやりにくさを感じていると思いますが、実はオンライン授業の方が優れている点も多くあるかも知れません。

 

例えば投票機能を使って、学生の理解度を定量的に測れるのは大きな利点です。

今までは教室の雰囲気を見て定性的に取っていたものを数字で算出できるので、理解度の把握と授業の方針変更に大きく役立ちます。

 

――一度も顔を合わせたことがないと思いますが、学生のコミュニティというものはあるのでしょうか?

 

二村

 

本学では授業ごとにいくつかのクラスに分かれまずが、それらとは別に担任制として、10名弱の学生を担任教員がサポートする仕組みがあります。

 

また教員と学生はSlackでコミュニケーションを取ることが出来ます。

こうした中で、学生同士のネットを活用したやり取りはあるようです。

 

クラス分けを発表した際は、Zoomに集まってバーチャルフェスティバルというイベントを実施しました。

そのときの自己紹介で、同じ趣味や同じゲームのプレイヤー同士ということを知り、交流が始まった例もあるようですね。

 

学生とはまだネットを通じた関わりしかできていない関係性ですが、かつてない緊急事態の中、教員は学生の不安を取り除くことに努めねばなりません。

ネットだから密にできることもあるでしょう。

学業だけでなく、生活や将来についても安心感を与えたいと思っています