イラスト、ゲーム、Webtoonなど幅広い事業でエンタメの未来を創造する株式会社Trysとは?
今回は、新しくTrys代表取締役に就任された小林様、クリエイティブ事業部 マネージャーの國分様、採用・広報担当の市川様に、事業の特徴や新しいTrysとしての今後についてもお伺いしました!
目次
インタビュイー様のご紹介
株式会社Trys代表取締役社長 小林様
・まずはTrysについて教えて下さい。
株式会社Trysは、2020年にExysとトライフォートが合併し誕生した会社です。事業としては、クリエイティブ事業、ゲーム事業の2つに分かれています。
『Amaze the World with Entertainment-世界が驚くエンターテインメントを。』というビジョンと、『コンテンツプラットフォーマーとしてエンターテインメントの未来を創造する。』というミッションを掲げており、主にエンターテインメントコンテンツに焦点を置いて事業展開をしています。
・小林様のご経歴についても教えて下さい
株式会社Trys代表の小林です。
小学校の頃はいっぱい勉強していい学校に行きなさいという家庭の方針があり、自分自身も成果が目に見えて分かる勉強はとても楽しかったです。ただ、中学に上がったタイミングで勉強が死ぬほどつまらなくなって(笑)点数という成果は出ますが、競い合うという事は無いので、やりがいが無くなってしまったんです。
そこで、次に楽しめる場所だったのがバンド活動。高校一年の途中位からは学校よりもバンドにのめりこみ、結果的に留年をし、そうなるともう、どうでもよくなりました(笑)
正直、バンドで食っていこうとかは全くなく、とにかく楽しかったんですよね。その後学校にいってないことが親にバレて、やりたいことがあるなら一人でやりなさいという事で、17歳の時に家を出ました。
当時は家も、身分証も、携帯電話も持っていない状態。野宿したり数少ない日雇いバイトをしながら何とか生きていましたね。
・かなり波乱万丈ですね…。その後Sun*の代表に就任した経緯についても教えて下さい
その後紆余曲折あって20代後半の時にプログラミングの世界に出会い、エンジニアとしてのモノづくりに夢中になっていました。大規模な基幹システム開発から、ソーシャルゲームの開発等を行う中で、Sun*の共同創業者と出会いました。
その後ベトナムに移住し、エンジニアとしてクライアントと伴走しながらプロダクト開発に従事しつつ、組織作りに専念しました。また、エンジニア同士が知識やノウハウを共有できるメディアプラットフォームの立ち上げやベトナムの理系大学と産学連携してIT人材を育成まで幅広く携わりました。その時にクライアント複数社のIPO時にご一緒するなど、節目を迎えるタイミングに関わり、今のSun*ベースを作っていったと思います。グループ再編に伴い2017年に同社の代表に就任。2022年1月1日にTrysの代表に就任しています。
ワクワクして楽しくないと続かなく、昔から常に自分の心に正直に飛び込むタイプだったので、その気持ちのまま正直に向き合ってきたキャリアでした。
株式会社Trys クリエイティブ事業部 2D部マネージャー 國分様
・まずは現在のご担当業務について教えて下さい
2Dグラフィック部門のマネージャーをしております。教育や組織づくりなどのマネジメント業務以外にもプレイヤーとして、背景制作のクオリティ監修や新規プロジェクトであるWebtoon制作のセクションでは全体の監修責任者なども担当しています。
・作家指名も多いと聞きましたが、これまでに何作品くらい担当したのでしょうか?
どれくらいだろう(笑)7.8案件くらいですね。某有名タイトルのメインキャラクターと背景を担当した際は、告知用のキービジュアルにも起用され主要駅の広告看板に自分の作品が!画集にも掲載されるなどユーザーからの反響もよく、とてもやりがいがありました。
・Trysへ入社するきっかけを教えてください。
もともと漫画家志望で出版社へ持ち込みなどをしていましたが・・・これがあまりうまくいかず。賞をとることができても評価されるのは画力ばかりでストーリーはいまいちだね、と言われることばかりでした。絵を描きたくて漫画家になったのに絵を描くチャンスが巡ってこない!であればイラストレータ-になって絵を描いていこう!と思い立ち26歳で独学でデジタルツールを学びフリーランスイラストレーターとして活動をはじめました。
半年くらいたったころ、知人の転職エージェントからTrysの前身であるExysを紹介してもらい、ご縁あって入社をいたしました。
・入社後に感じたTrysの印象はいかがですか?
ずっと1人で絵を描いていたので、ここまで細分化して分業で制作するんだな、と驚きました。たくさん絵が描けて、しかも安定したお給料があってこれはいい!と思いました。
あと、確定申告や保険の手続きなども会社がやってくれることに感動しました(笑)
・入社後は数多くのゲーム案件の制作を担当されてきたかと思いますが、トレンドや求められるクオリティの変化についてはどのように感じますか?
とにかく求められるクオリティは年々あがっています。僕が入社当時はパズドラなどが仕様のベンチマークでした。とにかく厚塗りで、ギラギラで、装飾てんこ盛りで、極彩色で今見るとちょっと目がチカチカするような。今はアズールレーンやアークナイツなどの、シンプルで洗礼された、引き算の美しさを表現したゲームイラストがベンチマークとなっています。装飾やエフェクトでごまかすことができない、より基礎画力が必要とされていると感じています。
・そういった難易度の高い案件に対応するために日ごろから心掛けていることはありますか?
自分がプロのデザイナーになった今でも、四六時中SNSなどで有名な作家さんを追いかけていますね。たくさんの方をフォローしていて思うのは、やはり第一線で活躍している方は時代の流れについてきて、ちゃんとトレンドに合わせた絵柄やテイストを自分のものしています。情報収集と、自分自身の研鑽の道しるべにさせていただいています。
株式会社Trys採用広報担当 市川様
・まずは現在のご担当業務について教えて下さい
Trysの採用広報と育成を担当している市川です。
現在は新卒や中途の採用業務や入社後のフォロー、またSun*グループになったタイミングで、広報業務を兼任しています。社員の目線を上げる、経営陣が現場に目を向けるためのハブとしての社内活性やインナーコミュニケーションに日々奮闘しています。
入社時に必ず社員全員と入社オリエンテーションを行うので、社内の誰よりも従業員の顔・名前・その人の特徴がわかっていますので、調子がいい、悪いを判断して迅速にフォローするようにしています。会社の体温計のような動きができるように意識しています。
・Trys入社のご経歴についても教えて下さい
元々野球好きな事もあり、新卒の時は西武ライオンズで働いていました。西武グループは大手でもありましたが、地元愛に強い会社でベンチャー気質も強く、在籍時は多岐に渡る業務を任せて貰えていました。
その後は転職して金融や保険業界の事務職で働いていたのですが、裁量が少なくどこか物足りなさを感じていました。学生時代に経験した接客スキルなど、これまでのキャリアをうまく生かして良い仕事が出来ないかと探していたところ、転職エージェントからTrysの前身であるExysを紹介してもらったことがきっかけです。
当時のExysは採用担当がいませんでしたが、会社として新たな事業創出も手掛けていく段階でした。採用経験者としての目線より、未経験でも裁量を持って自主的に動いてきた部分を評価され、入社に至りました。
・実際に働いてみてどのような部分にやりがいを感じていますか?
自分が面接してスカウトした人が社内で活躍する瞬間はたまらなく嬉しいですね。
私が口説いて採用したスタッフが、お客様から激励のお手紙をいただいたり、当時新卒だった子が先輩として後輩を真剣に指導している姿を見ると、感動します。
Trys子会社化の背景とは?
・今年の1月1日に代表に就任されましたが、まずはSun*の概要について教えて下さい
小林
Sun*は、エンタープライズからスタートアップに必要な全てをデジタル側面から包括的に支援するというコンセプトを持ったデジタル・クリエイティブスタジオです。新規事業やDX推進をビジネス・テック・クリエイティブの三位一体で事業創造することに強みを持ち、“誰もが価値創造に夢中になれる世界”をビジョンに掲げています。
・次に、Trys子会社化の背景について教えて下さい
小林
昨今、東南アジアを中心に、メタバース、Web3.0、GAMIFYという新しい概念のパラダイムシフトが起こっており、日本はまだスタートラインに立てていないという現状があります。Sun*としてここで勝負するために、「エンターテインメント領域」を切り開いていく事が、大きな戦略テーマになっていました。
ただ、Sun*グループ自体はエンタメに特化しているわけでは無い。今後エンターテインメント領域を強くするチームはどこかを探す中で最適だったのがTrysでした。
・メタバースなどの領域にチャレンジするうえで、なぜエンタメ領域の強化が必要なのでしょうか?
小林
メタバースで一番重要となるトークンエコノミーの概念は、コミュニティ内で独自発行できる通貨を使用する事で独自の経済圏を作り出す事。現在の日本で唯一足りないのがこの部分です。
一方で、東南アジアではメタバースが盛り上がっているものの、リッチなエンタメコンテンツが生まれているわけでは無く、まだ成長段階でもあります。
日本には世界を代表するエンタメコンテンツが多数存在しますが、それがメタバースにおいて日本が勝負できる領域だと我々は考えています。
・エンタメ領域の強化のために、Trysが最適だと判断した理由についても教えて下さい
小林
自分達でIPを作るとき、ただ単に絵が上手いでは無く、いかにクオリティの高い実績があるかという視点で会社を探していました。
Trysは様々な大手ゲーム会社の制作実績もあり、在籍しているクリエイター達のクオリティも非常に高い。このチームと組めば、新しいエンタメの形、新しい経済圏を作る事にも飛び込めるのではという事もあり、Trysにグループジョインしてもらいました。
・エンタメ領域の強化以外に、Trys子会社化によるシナジー効果はどのようなものがありますか?
小林
重複するところもありますが、やはり人材拡大により範囲が広くなったことですね。
現在Sun*グループには、ビジネス/クリエイティブ/テック人材が、世界4か国で1800名以上在籍しており、これまで様々なビジネスを数400プロジェクト生み出してきた強力なチームです。また、グローバルにおけるトークンエコノミーを海外への事業展開から体験しており、特にブロックチェーン技術への知見も豊富です。
しかし、背景やキャラクターと言ったエンタメコンテンツに得意なチームでは無かったため、Trysと組むことで単にクリエイティブ人材を増やすだけでなく、お互いの強みを生かしていく事が出来る狙いがあります。
・Trysの代表就任時は、社内外からどんな声がありましたか?
小林
Sun*とTrysの組み合わせもそうですが、そのスピード感にもびっくりされました。
また、Sun*グループの投資家の方々からは、なぜ利益の安定しないゲームという業種を子会社化するのか分からないという懐疑的な意見もありました。
ただ、既存事業がどうこうではなく、クリエイティブに真摯に向き合っている方々のポテンシャルを開放する事が日本の未来に繋がると私は考えています。
エンタメコンテンツという価値ある事を推進しているTrysと一緒になれば、これまで以上の価値を世の中に提供できるという話をし、投資家の方からも期待して頂きました。
株式会社Trysの展開事業
・次に、Trysの2つの事業について教えて下さい
市川
Trysは、イラストや漫画の制作を行うクリエイティブ事業、ゲームの企画運営や開発を行うゲーム事業があります。
クリエイティブ事業部では、ソーシャルゲームにおけるイラスト、カードスチル、背景デザインやパッケージデザインなど多岐に渡る制作を行い、時には新しいキャラクターの制作などコンセプトアートを依頼される事もあります。ゲームジャンルは関係なく、学園もの、ファンタジー、SFなど様々です。市区町村や企業の広告キャラクターなど、ゲーム以外の制作実績もあり、案件の多さは業界でもTOPクラスではないでしょうか?
クリエイティブ事業
・クリエイティブ事業では、企画から納品まで一気通貫でサービス提供をしていますよね
市川
ゲーム制作の現場は忙しく、クリエイティブに対する仕様の取り決めや進行管理やが手薄になってしまうというクライアント様の悩みがあります。そのため、当社は企画段階から入り込むことで、仕様書制作のサポート、進行管理からクオリティ監修、納品まで一気通貫で行います。イラスト制作事業部をそのまま当社が請け負うイメージですね。
社内にイラストレーターは45名ほど在籍しておりスケジューリングやイラストレーターの特性を活かした案件へのアサインなども調整もしやすいので、スピーディーかつ高クオリティでの制作体制が当社の売りです!。
そういった高い水準での管理体制のためクライアント様からも安心して次の発注をしていただき、継続的な売り上げにつながっています。
〇「STATION IDOL LATCH!」
・イラストレーターの育成体制もTrysの強みであるとお伺いしましたが、どんなことを行っているのですか?
一時期、背景制作の需要が高まり社内で対応できるメンバーに限界が訪れました。
キャラクター制作チームから背景制作への適性がありそうな従業員や、背景を描いてみたいと希望する従業員に対して、会社の会議室でライブペイントのような形式で勉強会を実施しました。パースや着彩のコツなど基礎的な部分から教えていきました。
キャラクターなどのデザイン案件(衣装や新キャラなど)を担当できる従業員も増やしていきたいと思い、デザインの引き出し方などをなるべく言語し、なぜそういう発想になるかなど、詳細に記入したマニュアルなどもあります。それをもとに定期的に勉強会を実施しています。
実際に背景もデザイン案件も成長した従業員が指名案件を獲得するなど実績も残せています。
・まるで師匠と弟子ですね。
まさにその通りですね!ただ令和版師匠と弟子、と言いますか・・・俺の背中を見て学べ!というより、誰が見てもわかり、実践することができるように記録媒体として残すことを意識的に行っています。
とにかく受託制作会社は日々の制作物の物量が多いので、マニュアルや勉強会で得たものをさっそく実務で活かしてもらいます(笑)もちろん本番環境では戸惑いも失敗もありますが、とにかくやってみよう!のチャレンジ精神をとても大切にしています。実務からしか得られない経験と成長がありますからね。また、社内にたくさんイラストレーターがいてサポートできる体制であるというのも思い切りチャレンジできる要因ですね。
絵がうまくなりたい、スキルの幅を伸ばしたいと思う人がいたら、Trysのような会社がぴったりだと思います。
・イラストだけでなく最近はWebtoonを始めとした漫画制作も手掛けています。こちらについて発足の経緯を教えて下さい
市川
世の中の流れだと思います。これまでもWebtoonはじめ、漫画制作の依頼があり制作実績は多かったのですが、こんなに数多くの相談をいただくことは初めてです。ご相談いただく企業様からは【Trysのクリエイティブ力の高さ】を期待していただいています。それにお答えできるよう、Webtoon制作に向けた社内の体制づくりや、座組は、現場と採用グループでも日々話し合い行い、協力して行っています。現在制作は好調に進んでおり、恐らく今夏くらいには成果物を世に出せると思います。
・Webtoon制作事業を行う事による、業界へのインパクトはどのようなものがありますか?
市川
Webtoonや漫画って、クリエイターの名前をクレジットとして表記できるのですが、Trysのクリエイターの名前を世に出せる。そういう意味でも会社の将来性とマッチすると思っていて、魅力的な取り組みだと思っています。
これまで、“受託制作事業”というセグメントを“クリエイティブ事業”に変更しているのは、Trysとしてクリエイティブを押し出す方向にコミットするという意味で名称を変えています。
國分
日ごろ受託案件にてクライアント様ファーストで絵を描いている従業員も、自分の絵柄や得意なテイストを活かせる場です。IP案件や寄せ案件もとても大切な仕事ですが、作家性をアピールできる仕事ですと、よりやる気が湧いてきますね。
・クリエイターとしてはモチベーションも上がりますね
小林
正にクリエイターという名前の通りで、モノづくりをしていく上でのヒーローはクリエイター達であり、そもそも全員のクレジットが出ないことがおかしいんですよ。だってその人達しか生み出せないモノなんだから。
この先、クリエイターの価値は大きく変わるし、仕組化できるものでもない。その人の創造力と個性がそのまま作品に還元される世界なので、クリエイターが一番輝ける環境を作り出していきたいと思っています。
・今後Trysから生み出されるIPが、Webtoon・漫画という可能性もあり得ますか?
市川
あり得ますし、狙いたいですね。先に紹介した山手線擬人化プロジェクトでも、ゲームでも、アニメでも挿絵でも何でも良いと思っていますが、ユーザーとクリエイターが楽しんでもらえる取り組みを目指していきたいです。
・そういう意味では、Sun*子会社化によるシナジー効果も期待できそうですね
市川
そうですね。とはいえまだ立ち上がったばかりなので、Sun*グループと共にグローバル目線を意識しています。自社の営業部もSun*の展望に感化されてメタバースの案件を取ってきたりしているので、目の前の利益だけでなく、その先の可能性の利益にもつなげていきたいです。
ゲーム事業
・続いて、ゲーム事業部についても教えて下さい
大きく分けると2つあって、1つはゲームの企画、開発、運営を自社内で行う事業。2つ目はゲーム開発自体を受託で制作する事業です。
受託制作では、皆さんが知っているような有名ゲームも多数制作しております。自社では現在、『オーバーロード』原作のスマホゲーム「MASS FOR THE DEAD」の運営は今年で3周年に突入しています。
〇『MASS FOR THE DEAD』
・TrysとしてIPを創出するメリットについても教えて下さい
小林
事業メリットはもちろん沢山あります。ただ一番は、自分達でオリジナルコンテンツ、ワクワクするコンテンツを作れる環境は、皆にとってハッピーな環境だと思っています。良いものが作れる環境があれば、数字はいくらでもついてきますし、そこを何とかするのが経営陣の役割。クリエイター達が、新しいものを形にしていきたいという思いを持って、熱量の高い事業展開が出来る事自体が、TrysとしてのIP創出メリットでもあります。
Trysは面白いコンテンツを届ける事に注力してもらい、Sun*はその舞台をアップデートしていく事が今後重要になります。メタバースやGAMIFYという新しい場所でのゲームコンテンツを出していく。ここに今後は取り組んでいきたいと思っています。
今後のTrysについて
・Trysを今後どうしていきたいか、業界のご展望やご自身のキャリア展望など教えて下さい
市川
Trysに入社して一番最初の評価面談時に、会社の広報活動や社内ブランディングなどやりたい事をたくさん書いたシートを上司に提出しました。当時はそれらのことがあまり重要視されずに却下されましたが、Sun*グループにジョインした事で社内活性や従業員の働きやすい環境を提供することの重要性を再認識しました。現在の役員のみなさまも後押ししてくれ、入社当時に描いていた業務にようやく着手できています。しっかり有言実行できるように、いい組織づくりを目指していきます。
國分
泰平さんはメタバースやGAMIFYという新しい場所でのコンテンツを生み出す挑戦をしていく!とお話してくれます。とにかくそれが楽しみです。NFTアートなどにも会社として何か企画できたらと思っています。
小林
今一番感じている事ですが、なぜクリエイターがこんなに意義のある仕事をしているのに、業界として十分な給与を与えていないのかという事に怒りすら感じています。
エンターテインメントの市場は世界中に広がっており、クリエイター達が日々作り出している物の価値をしっかり伝える事が出来れば、何億倍の価値を生み出してもおかしくない。たった一つの紙に描かれたねずみが、今や世界中でとんでもない価値を生み出すキャラクターになったように、クリエイターの価値にいかに向き合うかという部分は、業界全体として取り組むべきところです。
Trysとして今からチャレンジすることで、給料を今の5倍に上げますとまでは言えませんが、クリエイターがしっかり評価される世界に向かっていかないと、この業界は死んでしまう。未来への価値を切り開くために、Trysとしてそこにチャンレジし続けていきたいし、やり切りたいと思っています。
・最後に、本記事を見ている方々に一言お願いします
國分
イラストレーターやクリエイターの方には、自分の“正”(正しいと思っていること)をたまに疑ってほしいと思っています。その“正”をアップデートしていくと視野が広がり自分が選択できる道が増えます。自分も昔は漫画家になりたい!の一直線でしたが、アップデートできたことによって絵をたくさん描ける環境で仕事ができ、たくさんの仲間を得られ、結果的に今ではWebtoonを含めたWebtoon・漫画の仕事も行っています。
小林
大昔は漫画、アニメ、ゲームは無くても良いものという時代から、先人達のクリエイティブ活動により、社会での立ち位置が文化としても認められるようになってきました。先人が紡ぎ続けてきたものを、現代の僕らで終わらせてはいけない。僕らより若い世代が、より気持ちよくモノづくりが出来るよう、挑戦を続けたいと思います。
現在、ゲームやアニメ制作に携わっている、もしくはやりたいと思っている方々は、世界中をより良くするための素晴らしい活動であると信じて突き進んで欲しいです。
そして第2創業期であるTrysとしては、そんな社会を実現するための環境が整っています。一緒に日本の未来を作りたいと思っている人は、是非Trysに興味を持ってくれればうれしいです。
市川
Trysは、Exysの発足から考えると14年目の会社です。これまでも土はあり、種もあって、そこに水や肥料をあげる人もいましたが、会社として発芽するには“何か”が足りませんでした。
その“何か”と言うのが、太陽だったんじゃないかなって。Sun*のグループになり、泰平さんみたいな太陽が来て、Trysとしては今が絶好の発芽タイミングだと思います。
小林
それは嬉しい言葉ですね(笑)Sun*のSunは太陽を意味しており、地球上の色んな物を育むインフラである太陽でありたいと思っています。世界を変えたいという人たちをインフラで照らしていきたいと思っているので、僕自身も一層、そこに注力していきたいです。
・ありがとうございました!
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