ドイツの代表的なゲーム会社とは?それぞれの代表作も紹介!
ヨーロッパでもゲームが盛んなことは広く知られていますが、ドイツのゲーム会社と限定すると、「特に社名までは知らない」という人も少なくないでしょう。そこでこのコラムでは、ドイツの代表的なゲーム会社4社について会社の概要や代表作、グローバルな採用活動を行っているか、といった点を解説します。
この機会にドイツのゲーム会社についての知識を深めて、就職先候補として考えてみたり、プレイを楽しんでみたりしてはいかがでしょうか。
目次
1.ドイツの代表的なゲーム会社
この項目では、ドイツの代表的なゲーム会社を4社紹介し、それぞれの概要や本社所在地、代表作やグローバルな採用活動の有無について解説します。(各種情報は2021年10月末時点)
1-1. Goodgame Studios(グッドゲームスタジオ)
グッドゲームスタジオは2009年に設立されています。法律家と歯科医師という異分野で活躍していた兄弟二人が立ち上げた会社で、わずか5~6年の間に社員数が400人を超えるほど成長しています。
代表作としては「EMPIRE」シリーズ、「MOBILE HARVEST」、「WAR ALLIANCE」などがあります。
本社所在地はハンブルクですが、日本にもグッドゲームスタジオジャパンという活動拠点が存在しています。
グッドゲームスタジオの採用情報を見ると、基本的にはドイツのハンブルクで勤務する求人ばかりで(一部リモート採用もあり)、グローバルな採用活動は行っていないようです。業務内容などが気になる人は以下をご参照ください。
https://www.goodgamestudios.com/careers/jobs/
1-2. Crytek(クライテック)
クライテックは1999年にドイツ、バイエルンのコーブルクという地方で設立されました。
ゲームタイトルの代表作としては「Crysis」シリーズ、「ライズ:サン・オブ・ローマ」、「The Climb」などがあります。また、クライテックは自作のゲームエンジンCryENGINEシリーズを使ってゲーム開発を行っている点も特徴的です。
CryENGINEについて特徴をまとめたコラムがあるので、ゲームの画像に関わる業務に就いている人はぜひご一読ください。
「ゲームエンジン「CryEngine」について、主な機能と特徴を解説!」
クライテックの現在の本社所在地はフランクフルトとなっており、他にトルコのイスタンブール、ウクライナのキエフに活動拠点があります。(過去にはブルガリア、ハンガリー、中国、韓国、イングランド、アメリカ合衆国にも拠点がありましたが、これらは現在閉鎖されています)
日本での採用活動はありませんが、就業内容や待遇などに興味がある方は以下を参照してください。
https://www.crytek.com/career
1-3. Deck13(デック13)
デック13は2001年にTrigger Labという名称で設立されています。デベロッパー、パブリッシャーの両面をこなすゲーム会社で、2002年に最初のタイトルをリリースし、その後社名をデック13に変更しています。
代表作としては日本ではオーイズミ・アミュージオからリリースされた「ザ サージ」シリーズや、ユービーアイソフトからリリースされた「ロード オブ ザ フォールン」などがあります。どちらのタイトルも濃厚なデザインと難度の高いゲーム性でユーザーから好評価を得ています。
デック13の本社所在地はフランクフルトですが、求人はドイツのフランクフルトとカナダのモントリオールで勤務する求人が記載されています。内容に興味がある方はぜひ、以下をご参照ください。
https://www.deck13.com/jobs/
1-4. EGOSOFT(エゴソフト)
エゴソフトは1988年に創業されたドイツの老舗的位置づけを持つゲーム会社です。
代表作としては1999年からユーザーの支持を得ている「X」シリーズがあります。「X」シリーズは、宇宙を舞台にした作品なので「SF要素が強いものはニガテ」と敬遠されるかもしれません。しかし、宇宙での戦闘要素に加えて、交易や外交、建築などの要素も含んでいます。ストーリーやミッションも用意されていますが、その流れに乗らずに自由に「X」のユニバースを楽しめるのも大きな魅力です。他には、Delta Konzeptがパブリッシングした「No Future?」、Rainbow Artsがパブリッシングした「Imperium Romanum」などがあります。本社所在地はノルトラインヴェストファーレン州のヴュルゼレンです。
エゴソフトはグローバルな採用活動は行っておらず、ホームページの採用情報ではヴュルゼレン勤務の仕事のみを掲示しています。興味がある方は以下をご参照ください。
http://www.egosoft.com/company/jobs_jp.php
2. まとめ
ドイツの代表的なゲーム会社を紹介し、会社としての概要や代表作、グローバルな採用活動の有無などをまとめました。
2020年以降、世界中で新型コロナウイルスによる巣ごもり期間があったため、多くの国でゲームの需要は伸びています。ヨーロッパでも2019年の3兆1,553億円から3兆7654億円と約20%も市場が拡大することになりました。これによって新規ユーザーの獲得も進んでいますから、ドイツのゲーム会社も今まで以上に話題作や力作をリリースしてくれることが期待できます。
このような点を踏まえて、今後もドイツのゲーム会社に着目していきましょう。
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