『冴えない彼女の育てかた』を生み出した天才シナリオライター、丸戸史明について
『冴えない彼女の育てかた』を始め、多くのライトノベルやシナリオを手掛ける丸戸史明。本記事では丸戸氏の経歴とこれまでに手掛けた作品について解説していきます!
丸戸史明とは?
丸戸史明は、人気ライトノベル『冴えない彼女の育てかた』を生み出したライトノベル作家で、ゲームシナリオライターの顔も持っています。現在は、シナリオライター互助会「企画屋」に所属しており、ソーシャル、スマホアプリゲーム内のテキスト執筆、脚本、コミックの原作やライトノベルなど、幅広いエンターテイメント作品のストーリー制作に携わっています。
経歴
高校生の丸戸氏は、日本の推理小説家で、名探偵・金田一耕助を主人公とする 『本陣殺人事件』、『獄門島』、『悪魔の手毬唄』などの作品を著した横溝正史の書籍をよく読んでおり、原作や映画化、ドラマ化作品もくまなくチェックするほどの大ファンだったそうです。
大学生になると、SF作家の星新一、「奇妙な味」の短編で知られる阿刀田高の書籍を読み、ゲームでは、アダルトゲーム業界の蛭田昌人氏を尊敬する人物として挙げています。
その後、1998年に発売された恋愛アドベンチャーゲーム『久遠の絆』のファンコミュニティの中で、現在所属するシナリオライター互助会「企画屋」の小林且典氏と交流を持ち、その後「企画屋」に所属する事になります。
2002年からシナリオライターとしての活動を本格的に始めた丸戸氏は、『Ripple 〜ブルーシールへようこそっ〜』でデビューを果たすと、その後2006年に開催された美少女ゲームアワードでは、『この青空に約束を―』で大賞、シナリオ賞、ユーザー支持賞、純愛系作品賞、主題歌賞を総なめにし、『パルフェ 〜ショコラ second brew〜』を始めとしたゲームも、全年齢対象版へ移植を行いました。
作風
丸戸氏が手掛ける作品には「八橋大学」「東津本女子大」「帝王大」共通の大学名が登場しており、手掛ける作品の世界観が繋がっている事を示唆している特徴があります。
その他にも1タイトルに登場する名称が別の作品にも登場したりと、ファンの間ではその元ネタを探す事も楽しみの一つとして知られています。
ストーリー展開として、起承転結がはっきりと分かれており、会話、パロディ、展開は王道を進みながらも、他作品のネタを織り込んだり、ストーリー全体とマルチストーリーの構造が細かく練りこまれている事から非常に高い評価を受けています。
丸戸史明が手掛けた主なゲーム作品
『冴えない彼女の育てかた』
『冴えない彼女の育てかた』は、2012年から富士見ファンタジア文庫から発売されたライトノベルです。本作は丸戸氏にとって初のライトノベルであり、原案は丸戸氏、イラストは深崎暮人氏が担当しました。略称は「冴えカノ」でファンから愛されており、全13冊 + 短編集7冊のライトノベルシリーズ累計発行部数は350万部以上を記録しています。
その後は、『月刊ビッグガンガン』を始めとしたレーベルにおいてコミカライズが行われ、2015年、2017年とテレビアニメ『冴えない彼女の育てかた』、『冴えない彼女の育てかた♭(フラット)』が放送開始。2019年に劇場版『冴えない彼女の育てかたFine(フィーネ)』が公開されました。完結編として放映された本作は興行収入1億5400万円を突破しています。
Engage Kiss
2022年初旬には、丸戸氏、「デート・ア・ライブ」のイラストを担当したつなこ氏によるオリジナルTVアニメ「Engage Kiss」の放送が発表されました。
アニメーション制作は「かぐや様は告らせたい」、「オタクに恋は難しい」などのヒット作を生み出し続けるA-1 Picturesが担当しており、本作は2022年7月の放送が決定しています
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