ゲーム業界に就職するためのポートフォリオの重要性と具体的な作成方法について

クリエイターの求職活動において必ず必要となる「ポートフォリオ」。自身のスキルを客観的に証明する資料として重要であり、就職活動の出来を左右すると言っても過言ではありません。本記事ではポートフォリオの重要性と実際に作るうえでのポイントや注意点、参考にするサイトについてご紹介します!

ポートフォリオの重要性

ポートフォリオの意味

ポートフォリオは、元々イタリア語で紙入れを意味するポルタフォリオという言葉が由来になっています。日本においては成果物や作品を意味する事が多く、特にゲーム業界等のクリエイティブ分野では、「作品集」「実績集」の意味合いで使われます。
特にデザイナーやシナリオライター、プログラマーといった実際の開発を手掛ける職種での求職活動ではポートフォリオは必須となっており、履歴書や職務経歴書と並んで重要になります。

なぜポートフォリオが必要?

ポートフォリオが必要な一番の理由は、”客観的にスキルを証明できるから”という理由です。
人気ゲーム会社であればあるほど書類審査のレベルが高く、どれだけ文章で資格や実務、案件の実績を記したとしても落とされるケースが多いです。逆に、職務経歴で目立った実績が無いとしても、提出するポートフォリオのレベルが高ければ書類審査通過の確率は上がります。作品ベースで語られる事の多いクリエイティブ分野において、ポートフォリオは唯一と言っていいくらい平等に評価される指標となりうるのです。

ポートフォリオの作り方

下記では求職活動において重要となるポートフォリオの作り方を紹介していきます。

プロフィール

ポートフォリオを作るうえで、まずは自身が何者か、どんな作品を手掛けたかを知る為の自己紹介が必要になります。氏名や年齢、学歴など基本的な情報を記載する必要があり、職務経歴書と被る点が多いため、基本項目に関しては下記記事をまずは参照してみて下さい。

 

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ゲーム業界で就職・転職を成功させるための履歴書・職務経歴書・ポートフォリオの書き方

作品紹介

実際にポートフォリオの作品を紹介する際には、
・受賞歴
・使用ツールの習熟度
・作品の意図
を記載する事で、よりポートフォリオに対する意図が伝わりやすくなります。

 

例えば、デザイナーであれば、社内外コンテストにおける受賞実績、illustrator/Photoshop/3ds Max等の使用ツール名とその経験年数、作品のテイストはどの様に描いているか?という点になります。自分が担当したデザインを掲載し、動きのある作品の場合は、該当の動画URLを記載してダウンロードできる様にします。

 

プログラマーであれば、同じく社内外コンテストにおける受賞実績、PHPやRubyといった使用言語とその年数、フロントエンドかバックエンドにおいてどの様な技術を使ったか?といった部分になります。自身が書いたコードと案件内容を記載する事でよりポートフォリオの信頼性を高めていきます。

データ形式/サイズの整理

プロフィールと作品紹介を記載したら、データ形式やそれぞれのサイズと枚数を整理していきます。
提出方法は企業によってバラバラなので、書面提出用とデータ提出用の2パターンを用意しておきましょう。現在ポートフォリオの作成サイトは非常に多くあるため、自分の使いやすいサイトを選んで作成する様にしてください。その際、URLではなくファイルで送ってほしいと指定があった場合は、どの環境でもレイアウトが崩れにくいPDFファイルで送るのがベターです。
またポートフォリオに載せる作品数は、一般的には10〜20作品、総ページ数は最大30ページ程度が理想と言われています。ページ数が多ければ受かりやすいという事では無いので、自分の強みが一番発揮されるであろうポートフォリオを厳選してまとめる様にしましょう。

ポートフォリオを作るときの注意点

企業側が求めている事は何か?を考える

ポートフォリオに限らず求職活動において重要となる様子ですが、”採用側は何を求めているか?”を意識したポートフォリオ作成が求められます。例えば企業側が3DCGデザイナーを求めているにもかかわらず、自身の2Dイラスト作品をポートフォリオに入れるのは間違ったアプローチです。
また、自分が気に入った作品ではなく、企業側に刺さりそうな作品を選ぶという事も重要です。思い入れのある作品でクオリティも申し分ない場合、その作品を企業側にアピールしたくなりますが、企業が人材を選ぶ際は”自社の制作現場で活躍できる人材か?”という点です。会社の募集要項をしっかりチェックしたうえで、その会社にあった作品を選ぶ様にしましょう。

目次で全体の構成を記載する

ポートフォリオを企業側に見て貰う際、まず大事なのは見やすさです。そのポートフォリオを通して何が伝えたいのか、どこのページにあるのかを提示するために、まずは全体の目次を作成してからポートフォリオを作りましょう。
具体的には、
・案件名
・プラットフォーム
・作品ジャンル
・作成期間
・デザインコンセプト
・テーマ(男性/女性、人間/モンスター等)
・使用ツール
・担当領域
・アピールポイント
といった項目になります。

 

この項目ごとにどの部分をアピールすれば企業に刺さるか?は募集要項によるため、先述の採用側の視点を考慮したうえで作成する様にしましょう。

ポートフォリオ作成時の参考サイト

下記ではポートフォリオを作成する際に参考となるサイトを紹介します。

ARTNOC.COM

ARTNOC.COMは、ゲームだけでなく建築家、ミュージシャン等のポートフォリオを見ることが出来ます。また、業種別/色別/ナビゲーション別/デザインテイスト別で検索することが出来るため、自身が得意とするジャンルの作品を閲覧したり、課題だと思っているテイストを参考にする際も便利です。

Pinterest

Pinterestは、レイアウトやデザイン別、業界別に多くのビジュアルを閲覧できるSNSです。類似SNSのInstagramに比べてデザイン色が強く、検索窓に自分が見たいキーワードを入力する事で沢山のビジュアルが表示されます。それぞれの画像には投稿者のコメントやポートフォリオサイトURLが記載されている事もあるため、作品だけでなくポートフォリオの作り方についても学ぶことが出来ます。

まとめ

ここまでポートフォリオの重要性や意識すべき点等について紹介してきました。クリエイターの就職、転職の際には必ず必要となるポートフォリオは、企業側にとっても非常に重要な評価項目になります。興味のある会社の求人情報を見て、より自分の良さが伝わるポートフォリオ制作を目指しましょう。

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