ゲームイベント「GDC」とは?主な出展企業もご紹介!


ゲーム業界では日々様々なイベントが行われますが、中でもゲーム業界関係者から注目されるイベントとしてGDC(Game Developers Conference)が挙げられます。
新作ゲームや技術発表等、ゲーム業界に関連する様々なトピックスを学ぶことが出来ます。本記事ではそんなGDCについて、イベントの特徴や歴史、これまでに出展した主な企業群について説明していきます!

GDC(Game Developers Conference)とは?

Game Developers Conference(GDC)は、世界のゲーム開発者を中心とした開発者会議イベントです。1988年に、デザイナーとして様々な書籍の執筆に携わるクリス・クロフォードによって開催されました。
様々なゲーム業界による展示が行われるほか、ゲーム会社の社員によるプログラミング、デザインの展示、また会社製品、ビジネスモデル、法務関連の情報に至るまで、ゲームに関連するあらゆる話題について討論がなされる会議です。
開催時期は通常毎年2月末から3月初めの間で数日間に渡って開催されており、特に2019年に行われたGDC2019においては、参加者29,000人、出展企業は500以上と、日本のみならず世界中のゲーム業界関係者から注目されているイベントです。

GDCの歴史

GDCは1988年に、ゲームデザイナーのクリス・クロフォードにより初めて開催されました。クリスは1985年に発売された米国、ソ連間の核戦略を扱う戦略シミュレーションゲーム「バランス・オブ・パワー」の開発者でもあり、アメリカのゲーム会社アタリのゲームクリエイターとしても活躍しました。
そして1988年に、GDCの前身であるComputer Game Developers Conferenceを主催。当時はカルフォルニア州のクリス宅が会場となり、約20人の参加者でスタートします。
第2回の開催は同じ年、同州の「ホリデーイン」ホテルで開催され、約150人の開発者が参加。その後はサンタクララ、サンノゼと主要都市を渡り歩き、徐々に会議の規模を拡大していきました。
2005年には12000人以上の出席者が参加する一大イベントに成長、2007年はサンフランシスコにおいて、5日間に渡り開催されるなど規模を拡大し、ゲーム開発者が最新情報を得る場所として重要なイベントになっています。

GDCの出展内容

GDCでは、ゲーム会社各社によるパネルディスカッションを中心に行われます。各社の有名なクリエイターが登壇し、これまでにない技術やグラフィック、現場における開発体制についての講演が多く開かれます。
ゲームハードやソフトウェア、ミドルウェアの展示も行われており、クリエイターによる発表会であるラウンドテーブルも盛んに行われています。また3DCG、UIといった職種ごとのイベントや、VRやAIなどの最新技術、更にはこれまでにヒットしたタイトルについての歴史を学ぶこともできます。
インディーゲームや新作タイトルの発表、表彰が行われる事もあり、GDC2018においてはスクウェア・エニックスの『ニーア オートマタ』等が表彰を受けています。

GDC2022

現在GDC2022について情報が解禁されており、サンフランシスコにおいて2022年3月21日から25日にかけて行われます。今回は登壇者として、日本からはスクウェア・エニックスのAIエンジニアである眞鍋和子氏や、カプコンのディレクターを務める伊津野 英昭氏が登壇します。また海外からはウォルトディズニーイマジニアリングにてコンセプトデザイナーを務めるCasey Ging氏、エレクトロニックアーツのソフトウェアエンジニアを務めるMathieu Guindon氏が登壇。企業についても、Google、Apple、Intelといった大手IT企業から、Unreal Engine、Oclusといったゲーム、VR関連の有名企業の出展/協賛が決定しており、その発表内容に注目が集まっています。

これまでの主な出展企業

ここでは日本から登壇した企業についてご紹介します。

スクウェア・エニックス

『ファイナルファンタジー』シリーズや『ドラゴンクエスト』シリーズ等で知られるスクウェア・エニックス。GDC 2021においては、同社で開発を進めている、アニメーションシステム「MULS」の発表を行いました。
メカ(ロボット)のモーションをよりリアルに表現する事が出来るアニメーションシステムの構築を実現しており、デザインに多様性を持たせることが難しい問題を解決するための自動生成システムを発表しました。
イベントでは技術デモムービーと共に、同社のシニアAIエンジニアである並木幸介氏とAIエンジニアの森 寅嘉氏によって発表されています。

小島プロダクション

小島プロダクションは、PlayStation 4用ソフトとして2019年11月8日に発売されたインディーズビデオゲーム『DEATH STRANDING』の開発会社でもあり、代表の小島秀夫氏は過去に、コナミデジタルエンタテインメント執行役員副社長、エグゼクティブコンテンツオフィサーを歴任しており、2015年に同社を設立しました。
GDC2021においては、ギミックを駆使して複雑な地形を踏破する「DEATH STRANDING」のAI技術についての発表が行われ、ゲームの世界観やシステムの斬新さが大いに驚きを呼びました。

ソニーインタラクティブエンタテインメント

アクションアドベンチャーゲーム、『GHOST OF TSUSHIMA』でも知られる大手ゲーム会社、ソニーインタラクティブエンタテインメント。同社はGDC2021において、『GHOST OF TSUSHIMA』の開発秘話を5つの要素を基に発表しました。本作のストーリー、ビジュアル、音楽から、ゲームシステムに至るまで説明がなされ、近接戦闘におけるデザインのポイントや、ゲームアクセスの重要性を基に本作を解説。ゲーム開発のアイデアを学ぶことが出来るセッション内容となりました。

まとめ

GDCはゲーム業界関係者から注目されており、開催ごとにその技術内容や製品情報がトレンドに上がる等話題性の高いイベントです。ゲーム開発者同士のビジネス発展のためのリクルーティングの場としても機能している事から、ゲーム業界の方々は是非今後もそのイベント内容に注目する様にしましょう。

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