ゲーム会社でインターンシップをするには?応募方法や重視されるポイントについて
インターンシップが出来るゲーム会社を探す方法や、ゲーム会社でインターンをするメリット、そして実際にインターンをする際に意識したいポイントなどについて説明していきます。
大学生はもちろん、社会人向けのインターンを受け入れている会社もありますので、興味のある人はぜひこれを機会にチェックしてみてください!
目次
1. ゲーム業界へのインターンシップの応募方法
インターンシップ出来るゲーム会社を探す方法は、大きく以下の2つです。
1-1. 就活サイトの活用
一つ目は様々な就活サイトを利用する方法です。
インターンシップの応募方法としてはかなり王道と言えるでしょう。
どのサイトにも「インターンシップ」というカテゴリーが用意されているので、そこから自分の興味ある会社を探して応募してみましょう。
1-2. 企業のホームページをチェック
応募したい企業が明確に決まっている場合は、直接その企業のホームページを確認して応募するのもひとつです。
中には上記のような就活サイトでは募集していない会社もあるので、特に志望度の高い会社はしっかりとチェックするようにしましょう。
ホームページ自体をブックマークしておき、日々チェックするクセを付けておくことをおすすめします。
1-3. 企業のインターンシップ例
ここでは一例としてスクウェア・エニックスが過去に実施した「デザイナー職 就職型インターンシップ」の応募フローを紹介しましょう。
エントリーはスクウェア・エニックス社のHP上から行うようになっており、エントリーシートの他にポートフォリオやデモリール補足などが必要でした。
流れとしては、プレエントリー(マイページ登録)後エントリーシート作品提出、エントリーシート作品選考、面接を経て参加者決定が行われたようです。
また、他にも編集職やサウンドプログラマー、エンジニア職向けのインターンシップも過去に実施されています。
もっと詳しく知りたい方は下記を参照してください。
→「SQUARE ENIX INTERNSHIP 全体実施概要」
2. ゲーム業界へのインターンシップの時期
インターンシップが開催される時期を事前に知っておくことも大切です。
「気がついたらインターンシップが終わっていた…」とならないように、しっかりと情報収集しておきましょう。
2-1. 大手企業や他の多くの企業が夏休み、秋休み、冬休みなどの長期休暇に合わせて開催
ほとんどの企業は、夏休みや春休みなどに合わせてインターンシップを実施します。
インターンシップに参加するためには選考に合格する必要があります。
特に志望者が多くなる人気企業のインターンに応募する場合は、早くから選考のために対策の用意をしておく必要が出てきます。
2-2. 時期を問わずに募集している企業もある
中には、時期を問わずインターンを募集している会社もあります
。そのような場合は就活サイトではなく、企業のHPから募集しているケースが多いので、もし見つけた場合はこちらもブックマークしておくといいでしょう。
アルバイトという形で、長期間実際の現場を経験できるところもあります。
目指しているキャリア形成は人それぞれですが、実務経験が長ければ長いほどアピール素材が増え、また人材としての価値が上がります。
3. ゲーム業界へのインターンシップのメリット
ゲーム会社でインターンを経験するメリットは、大きく分けて4つあります。
3-1. 自分に本当に合った会社かどうかが分かる
会社が自分に合っているかどうかは、実際に働いてみないと分かりません。
インターンを経験すると、会社との相性を身をもって感じることができます。
実際に現場に入って雰囲気を感じることは、就職後のミスマッチを防ぐためにとても有効なことです。
3-2. 実際のゲーム開発に関われるため、リアルな現場が体験できる
現場で実際にゲーム開発を経験した、という実績を手に入れることが出来るのも、インターンをするメリットのひとつです。
勉強とは別に実務を行ったという経験は、就職活動をする上で大きな武器になります。
3-3. 就職後に仕事をスムーズに理解できるようになる
もちろんインターンでの経験は、就職後の仕事にもそのまま活かすことができます。
インターンシップを通してゲーム開発の大まかな流れが理解できるので、インターンを経験していない人よりも、自分が担当する仕事をより理解しやすくなるはずです。
3-4. 会社によっては就職活動時にインターン経験がプラス評価になる
インターンシップに参加すると、無条件で最初の書類選考が免除されるなど、選考で有利になることがあるのもメリットのひとつです。
インターン期間中によっぽど大きなヘマをしない限りマイナスになることはないはずですし、短期間の間にどれくらい成長できたということもアピールできたりするので、他の人よりも有利なポイントが多いです。
4. ゲーム業界へのインターンシップに求められるレベル
インターンシップに求められるレベルは決して高いわけではありませんが、油断は禁物です。
なかなか準備の時間が取れない場合でも、志望度の高い企業については、しっかりと事前に対策するようにしましょう。
4-1. 多くを期待されているわけではないものの、多少事前の知識があった方が良い
「インターンシップだから」ということで、中途採用のような即戦力を期待している会社はほぼありません。
ただ、「多くは期待されていないから」とあぐらをかき応募したジャンルの知識が全くないようでは、教
える先輩方に迷惑をかけてしまうことになります。
本当に興味があって、自分である程度学んだことのある職種に出来るだけ応募するほうがインターンに参加できる確率もアップします。
特に人気企業の場合は、レベルの高い応募者がたくさん集まります。
自分がしてきた経験や知識がより重要になってくるので、すでに就職活動を行うような心掛けで自分の強みを把握しておきましょう。
4-2. 募集に関する内容をしっかり確認することが大切
当たり前ですが、インターン選考も通常の採用試験とほぼ同じなので、事前に募集概要をしっかりと確認し、求められている条件をクリア出来ているか前もって確認しておく必要があります。
もしも自分のスキルや経験が足りない場合は、成長するために普段自分が取り組んでいることをアピールするなど、伝える内容を工夫することが大切です。
どうしてもインターンに参加したいという意思を、具体的な行動でアピールすることが大切です。
5. ゲーム業界へのインターンシップの際の注意点
最後に、ゲーム会社のインターンに参加する際に注意したいポイントを4つ紹介しておきます。
どれも基本的な事ばかりですが、意識して実践するだけで、大きく差別化できるポイントでもあります。
5-1. 受け身ではなく、自分から学びにいく姿勢を大事にする
インターンシップに参加する以上、言われたことをするだけでなく、貪欲に吸収する姿勢を持つことが重要です。
そのためには、相手に言われたことをそのまま受け取るのではなく、なぜそのような指示を出したのかなど、発言の意図まで理解することが大切です。
相手の発言の意図をしっかりと理解できれば、「言われていないがやったほうがいい事」などを自分で見つけ、提案することができるようになりますし、質問するべき事とそうでない事の判断がしやすくなります。
5-2. 服装はそれほど厳しくないところが多いが、節度は持つ
ゲーム会社は服装がそれほど厳しいわけではないものの、奇抜すぎるものや清潔感に欠けるものは失礼にあたったり、避けられたりするので注意が必要です。
そういった部分でアピールするよりも、仕事内容でアピールするほうが評価されるので、判断に迷ってしまう場合などは、出来るだけ無難なものを着るようにしましょう。
5-3. 先輩方の時間を頂いているということを忘れないようにする
インターンシップとして参加し、作業内容を教えてもらう時間は、先輩から頂いている時間になります。
そのことに対して感謝の気持ちを示すためにも、最低限言われたことはしっかりと忘れずに実行すること、そして努力することが大切です。
5-4. 社会人としてのマナーを忘れないようにする
インターンシップとはいえ、会社で一時的に働くことに変わりはないため、遅刻や言葉遣いなど、社会人としてのマナーには注意しましょう。
いつまでも学生気分のままだと、教える側としてもあまりいい気分ではありません。
さらにせっかく仕事ができてもマナーができていないと十分な評価を得られず、もったいないです。
知っていれば誰でも出来ることなので、不安な場合は事前に基本的なマナーを確認しておくようにしましょう。
6. インターンシップを有意義なものにするためのポイント
インターンシップは企業側にもメリットがあるので行われているものです。
とはいえ、就活中の人が企業任せのスタイルで行う見学のようなものとは異なります。
就活中の貴重な時間を割いていくわけですから、ここからはできるだけ有意義なものになるようにするためのポイントを具体的に紹介しましょう。
6-1. インターンシップの業務内容について事前に目を通しておく
企業としてもコストをかけて行うインターンシップですから、ミスマッチを防ぐためにインターンシップで行う業務内容をHPなどで事前に開示しています。
内容にしっかり目を通して、自分自身が興味を持っている分野であること、就職の候補にあがるような企業であることを事前に確認しましょう。
また、参加要項などをしっかり見ていれば、事前に何が学べるのか、という疑問や期待が持てると思うので、自分が学びたいことを掘り下げておくことをお勧めします。
自分なりのテーマがあれば取り組み方も前向きになりますし、自然と質問も具体的になりますから、企業側から得られる情報も多くなります。
6-2. 迷惑にならない範囲でコネクションを広げるための印象付けを意識する
インターンシップは就活の一場面ですから、コネクション作りの場として考えるのは当然の考えです。
真剣にインターン中の課題や業務に取り組んでいれば、企業の人たちとの自然な接触もできますから、自分自身を売り込むチャンスも増えます。
相手の迷惑にならないことは考えつつも、自分自身を印象付けることは常に心がけましょう。
夢ややりたいことに近づきたいという意思での貪欲さは、企業側にとって悪印象を与えることは少ないですから自分を売り込む行動はアリです。
ただしインターンの業務自体をおろそかにしてアピールだけを行うのは、むしろあざとい印象ができてマイナス評価につながるので気を付けましょう。
また、インターンに行った企業だけでなく、気になる企業の話をしてみるのも情報収集の方法として有効です。
消費者として見るのと業界の内側から見るのとでは違う景色があると思うので、就活の参考にもなります。
6-3. 自分がこの職場で働く姿がイメージできるかどうかを見定める
インターン中に気を付けるべきポイントに、「そこで働いている自分をイメージできるか」という点もあります。
業務内容やスキル、志望、社風がマッチしているかを考えることは非常に重要です。
もしイメージとして馴染まない点がある場合、自分を修正するのか志望を修正するのかを考えるための具体的な材料になります。
仮にその企業を選ばないとしても、インターンシップに行ったことを無駄にしないためには、インターンの期間中や期間後に自分自身に向いていること、本当にやりたいことじっくり考えることをお勧めします。
7. まとめ
インターンで良い学生がいると、新卒の選考に声をかけてもらったり、インターン→アルバイト→正社員となるケースもあります。
このように就職活動の面で有利になるのはもちろん、純粋にゲーム業界に対する理解が深まり視野も広がるでしょう。
基本的にインターンシップに参加することにはメリットの方が多いので、興味のある場合は積極的に参加するようにしましょう。
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