企業ビジョン「We Change the World with Game!」を掲げる株式会社モビディックに、タイトル開発秘話と会社の強みについて聞いてみました!
株式会社モビディックとは?
――まずは福地様のご経歴と、モビディックの事業内容について教えてください。
モビディックのゲーム運営事業部部長の福地友哲と申します。当社で運営しているタイトル『リーグオブエンジェルズ3』、『ポルト・ミラージュ』の責任者として、運営やカスタマーサポート業務の統括に携わっており、ゲームのイベントや流入数/継続率といったKPIを見たうえで、お客様が満足できるような企画考案を行っています。
モビディックのメイン事業としては、主にアジア圏からのゲームパブリッシング事業を行っています。中国、韓国において配信されているゲームを日本向けに企画/配信している他、ゲームの運営代行業務なども行っています。
――運営しているプラットフォーム「ゲームオーシャン」について教えてください。
ゲームオーシャンは、自社配信ゲームのプラットフォームです。現在は、メインタイトルである『リーグオブエンジェルズ3』、『ポルト・ミラージュ』を配信しており、誰でも無料で登録してゲームを遊べます。
また、アップデート情報なども適宜更新しています。
自社プラットフォーム以外にも、他社様のプラットフォームに当社の運営タイトルを掲載させて頂くマルチプラットフォーム展開も行っています。
――自社プラットフォームを設ける理由やメリットについて教えてください。
確実に自社のファンが作れるという事が理由です。また、メリットとしては自社内でユーザー増加のための施策を打つ際、施策を打つための指標値がいつでも可視化できるという点があると思っています。
当社としても自社のプラットフォームであるゲームオーシャンの売り上げが上がると利益率が一番いいのですが、設立して間もない段階でユーザー数が他社プラットフォームと比べて足りない部分があるので、先述した通りマルチプラットフォーム展開でよりユーザーを増やしています。
『リーグオブエンジェルズ3』について
――『リーグオブエンジェルズ3』はどのようなゲームなのか、ご紹介いただければと思います。
女神・エルフ・獣人など多種多様な種族が登場する壮大なファンタジー異世界を舞台に、冒険とバトルを楽しめる王道ファンタジーMMORPGゲームです。
PC向けブラウザゲームで、美麗なリアルテイストのグラフィックや爽快な育成システムが魅力なので、特にRPGが好きな方やMMOが好きな方に楽しんでもらえるタイトルになっています。
〇『リーグオブエンジェルズ3』
グラフィックについては本作の強みだと感じています。リアルテイストなグラフィックや、キャラクターの絵タッチといった部分ですね。
ギルド機能もあるので、オンラインゲーム好きの方やみんなと仲良くゲームをプレイしたい方々にとっても魅力的なタイトルだと思います。
――自社初のパブリッシングタイトルとして『リーグオブエンジェルズ3』を選ばれたきっかけについて教えてください。
まず、自社で初めて運営するタイトルなので、「どうせやるなら有名タイトルをやろう!」という目標がありました。
『リーグオブエンジェルズ』シリーズは世界的に有名なPCブラウザゲームで1作目、 2作目ともに海外でも人気が高く、世界で10億人以上がプレイしたビッグタイトルです。
パブリッシングに関するお話を頂いたのがゲームオーシャンを展開し始める前の時期だったので、自社プラットフォームにユーザーを流入させるきっかけにもなると思いました。また、以前に類似タイトルの運営経験がある事から、事業的にも売上予測が立てやすかったというのも理由の1つです。
――シリーズ3作目を手掛けるうえで、ユーザーの期待値を損なわないように工夫した部分はありましたか?
まず、世界観やキャラクターは2作目に極力あわせる様にしました。2作目をプレイしているユーザーは多かったので、登場人物の名前や声優さんも出来る限りそのままで運営を開始しています。
もう一つは国や地域の文化に合わせて製品の内容を変更する”カルチャライズ”の作業です。英語から日本語へ翻訳してゲームを配信するので、1作目、 2作目の世界観やストーリーを崩さずに、いかに本作へと続くストーリーやオリジナリティを出せるかはかなり意識しました。
――PCブラウザゲームを始めに着手した理由について教えてください
競合が少ない方が勝ちやすいという事が主な理由です。
例えばスマホゲーム市場等は完全に飽和状態になっていると思います。昔と比べて初期コストといった制作費やクオリティは断然と上がっており、工数もかかります。
そのうえ競合他社が多いとなると、いきなりその市場で勝負するのは勝算が薄いです。
その点PCブラウザゲームは他社競合が少なく、マニアックでコアなファン層をつかみやすいという性質もあるため、まずはそのジャンルで勝負しようという形です。
具体的なターゲットでいうと、30代から40代の男性をターゲットとしています。その世代の特徴として、ファイナルファンタジーやスーパーファミコンといったRPG王道世代であるという共通点があります。実績数値としても30代から40代のプレイヤーが多く、課金率も高いので、狙い通りといった感じですね。
リリースに至るまでの軌跡
――2タイトルのリリースにおいて大変だったことありましたか?
先述の通り、カルチャライズの部分が大変でした。我々はゲームパブリッシング事業を主な事業としているので、海外の作品を日本でも違和感が出ないような形で配信するかといった部分にかなり労力を使っています。
開発元との協業におけるコミュニケーションに関しては、自社で海外言語のコーディネーターを窓口に挟んでいるという特徴があるため、スムーズにやり取り出来ているのは強みでもあり、助かっている部分だと思います。
――無事サービスがリリースした時はどんな思いでしたか?
リリース直前の10分前に近くの神社にお参りして必勝祈願をしていました。終電ギリギリで作業したりする事も多かったですが、やっとスタートラインに立てたと思いましたね。それと同時に、とりあえずゆっくり寝たいと思いました(笑)。
しかし、リリース後の不具合や初動でどれくらいユーザーが遊んでくれているかが不安だったので、かなりドキドキした初日でした。
――当時印象的だったエピソードなどはありましたか?
これは本当に聞いて欲しいことで、『リーグオブエンジェルズ3』をリリースした時は本当にひどかったんですよ!
残業して作業する時の夜ご飯は会社がごちそうしてくれたのですが、毎日ピザを食べてメンバーみんなで士気を高めるという惨状でした (笑)。
ピザ、ピザ、ピザと3日続いて4日目にはさすがに「え、またピザですか!?」と言ったところ、社長から「いや昨日とは味が違うから!」みたいな(笑)。ピザの油が消化できなくて滅茶苦茶つらかったです(笑)。
〇会社に恨みでもあるのかくらいの勢いで、当時のエピソードを熱く語ってくれました(笑)
ただ「みんなで一致団結して絶対に成し遂げる!」という意識はしっかりありました。
これは当社の強みだと思っているのですが、社員同士の仲がとても良くて、連帯感がものすごく強いです。他社との違いでいうと、ゲームの内容や企画部分はもちろんですが、社員間のコミュニケーションの部分ではかなり自信があります。
モビディックに向いている人はどんな人?
〇右は広報ご担当の宮越様。お二人の印象からも、社員様間の信頼関係の深さが伺えました!
――社員同士の仲が非常に良い印象がありますが、モビディックに向いている人はどのような人でしょうか?
喋っていてわかると思うんですが、中身もノリも小学生みたいな感じで本当に騒がしいです(笑)。
『ポルト・ミラージュ』の時も皆でワーワー言いながらリリースに至ったので、良くも悪くもコミュニケーションにおける雑談が多い会社だと思います。
会社の雰囲気に合うかは選考時にもよく見ている部分です。黙々と1人だけで仕事をしたいという方は合わないかもしれませんね。
こちらも重要な部分ですが、先述の通り騒がしい職場ではありますが、より良いパフォーマンスのための雑談が多いという側面が強く、根がまじめな人が多いので、単純に“この会社なら楽しそう!”という動機だけでは続かないと思います。
オンオフのメリハリがしっかりできているのも当社の特徴です。
――選考基準もある程度厳しめにしていますか?
そうですね、少数精鋭のため、即戦力を求めています。例えば中途であればゲーム業界3年以上といった基準を設けています。
また書類選考1つとっても、履歴書の書き方やスキル面、自己PR、そして社風に合うかどうかという部分はかなり詳細まで見ています。面白い自己PRをしている人はあってみたいと思いますね。
その結果設立から3期目ですが、現時点で離職者は1人もいません (2021年4月インタビュー時点) 。新卒、中途問わず離職者がいないので、皆会社が好きでいてくれているというのと、かなり厳しく選考をして採用しているので、入社前のギャップやアンマッチがほとんどないことが理由だと思っています。
あとは福利厚生の部分ですが、社内で用意されているドリンクはフリードリンクで種類も豊富なので、そこは個人的にも嬉しい所ですね。
設立メンバーの想いとして、「従業員全員をハッピーにしたい」という思いがあるので、そのための環境整備や福利厚生部分はかなり整っているのではないかと思います。
例えばコロナウイルス拡大でマスクの値段が高騰していた時も、全従業員に1カ月5,000円までの衛生用品の購入を福利厚生として認めてくれたり、時代に合わせて社員がより快適に働くための制度は充実していると思います。
――今後のご展望について教えてください
当社の強みがRPGなので、タイトルとしては次回もRPG作品を手掛けていきたいと思っています。またスマホ系の案件などは今後積極的に取り組んでいきたいですし、チャレンジする精神は常に大切にしていきたいですね。
――入社したい人向けに一言お願いします。
社風にも通ずるところなのですが、皆で仲良く1つの目標に向かって走っていきたい方は、是非当社に興味を持ってもらえたらうれしいです。
当社の強みは社員間のコミュニケーションが活発であることですが、入社時から活発な人が多いかというと全くそうではありません。むしろ元々は内気だった人が多いくらいだと思います。
内に秘めている才能やキャラクターを引き出す所は我々管理職の仕事だと思っているので、たとえ今コミュニケーション能力に自信が無いという方でも全く関係ないですね。
ゲームが好きで一体感を持って仕事をしていきたいという人にとっては最適な環境だと思います。
――ありがとうございました!
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