バンダイナムコエンターテインメントに就職したい!会社の概要と就職の際のポイント
このコラムは、非常に人気が高いゲームパブリッシャー企業である「バンダイナムコエンターテインメント」で働きたいという人に向けて、まず会社の情報や採用状況などを説明した上で、どんな人物像が求められているのかを解説します。
バンダイナムコエンターテインメントに就職を希望している人は、ぜひ最後まで読んで参考にしてください。
目次
1.ゲーム会社「バンダイナムコエンターテインメント」とは
この項目では、まずバンダイナムコエンターテインメントの企業としての情報、代表的なゲームタイトルやその歴史などを解説しましょう。
1-1. バンダイナムコエンターテインメントの会社データ
株式会社バンダイナムコエンターテインメントは、東京都港区芝5-37-8 バンダイナムコ未来研究所にあるゲーム制作会社です。
設立は1955年6月1日(旧 株式会社ナムコの設立年)、資本金は100億円、2019年8月20日現在の代表取締役社長は宮河 恭夫氏です。
株式会社バンダイナムコエンターテインメントの2017年度の売上高は、約2570億2600万円です。2019年時点での従業員数は662名と発表されています。
グループ会社に株式会社バンダイ、株式会社バンダイナムコアミューズメント、株式会社バンダイナムコアーツ、株式会社サンライズなどがあり、全体の経営を行っているのは株式会社バンダイナムコホールディングスです。
1-2. バンダイナムコエンターテインメントの代表作
バンダイナムコエンターテインメントは歴史も長いため多数の人気タイトルがありますが、ここではその一部を紹介しましょう。
看板キャラである「パックマン」をはじめ、「テイルズ(オブ)」シリーズ、「アイドルマスター」シリーズ、「鉄拳」シリーズ、「太鼓の達人」シリーズなどを抱えています。
オリジナルタイトルの他に、「機動戦士ガンダム」関連、「ウルトラマン」関連や、「ドラゴンボール」などを含む週刊少年ジャンプ関連、「仮面ライダー」などを含む東映特撮関連、さまざまな作品をクロスオーバーさせた「スーパーロボット大戦」シリーズなどがあります。
1-3. バンダイナムコエンターテインメントの歴史
・バンダイナムコエンターテインメントの前身である、有限会社中村製作所は1955年に設立され、百貨店の屋上にあるアミューズメント機器の設置を始めました。
・1971年にはNAMCOというブランド名の使用を開始しています。
NAMCOとは、中村製作所(NAKAMURA AMUSEMENT MACHINE COMPANY)の頭文字を取った名称なのだそうです。
・1974年、ビデオゲーム事業を開始。
1977年には社名を株式会社ナムコに変更、香港にも拠点を置いています。
・1978年にオリジナルビデオゲーム機「ジービー」を発売、1979年には業務用のビデオゲーム「ギャラクシアン」を発売します。
・1980年代には「パックマン」、「ゼビウス」などをリリースして世界中で高い評価を受けます。
・1980年代には「鉄拳」、「ソウルキャリバー」などをリリース、この時期に欧米への事業拠点も設立しています。
・2000年代には業務用機器として「太鼓の達人」を発表し大ヒットするなど好調。
2005年には株式会社バンダイと経営統合を発表しています。
・2015年にバンダイナムコエンターテインメントに社名変更して現在に至っています。
1-4. バンダイナムコエンターテインメントの部署
バンダイナムコエンターテインメントは、スマホやPCを使ってプレイするネットワークコンテンツ事業、家庭用のゲーム機向けのソフトを販売する家庭用ゲーム事業などを行っており、「機動戦士ガンダム」や「ドラゴンボール」、「NARUTO」などの人気IPを活かしたゲームや、「パックマン」、「アイドルマスター」などのオリジナルIPを使った事業展開も行っています。
バンダイナムコエンターテインメント内の部署としてはNE事業部、CE事業部、CEアジア事業部、LE事業部などがあり、他にも多数の部署が存在しています。
また、北米・中南米、ヨーロッパ、アジアなど世界各国に多数の事業拠点を持ち、日本国内だけではない世界を意識した事業を展開しています。
詳しくはバンダイナムコエンターテインメントが発表している組織図をご覧ください。
2.バンダイナムコエンターテインメントの新卒採用状況
この項目では、まずバンダイナムコエンターテインメントの2019年の新卒採用実績を確認し、就職希望者数を予測した上で、新卒求人倍率を仮に算出していきます。
2-1. バンダイナムコエンターテインメントの新卒採用人数
バンダイナムコエンターテインメントの採用実績は、2016年32名、2017年43名、2018年50名とここ数年増加傾向にあることが伺えます。
https://job.mynavi.jp/20/pc/search/corp75995/employment.html
また、就職四季報のデータでは2019年には新卒採用人数は52名となっていますから、2018年度より微増しています。
詳細については以下の記事もご覧ください。
「人気ゲーム会社の就職倍率は?内定を勝ち取るためのポイントも説明」
2-2. バンダイナムコエンターテインメントの推定倍率
バンダイナムコエンターテインメントの2019年新卒採用実績は上記に記載しましたが、就職を希望してエントリーをした人の正式な数は発表されていません。
そのため比較的類似性があって、求人総数が明瞭になっている2014年のKADOKAWAの4204人エントリーを参考に、バンダイナムコエンターテインメントの求人倍率を推定算出してみましょう。
採用52名に対して応募した人が3000名とすると、求人倍率=3000/52=約57.7倍となります。
2-3. バンダイナムコエンターテインメントにエントリーする上で大切なポイント
バンダイナムコエンターテインメントでは、採用に関して自社HPからエントリーする方式をとっています。
下記にそのサイトをリンクしますので、エントリーする前に、「募集要項」や「よくある質問と回答」をしっかりチェックしましょう。
これまでのバンダイナムコエンターテインメントの採用実績校としては、九州大学大学院、慶應義塾大学大学院、青山学院大学、大阪大学、総合学園ヒューマンアカデミー大阪校等50校以上からの採用実績があります。
ちなみに「よくある質問と回答」の内容を一部紹介すると、「最終学歴、専攻による有利・不利はございません」といった記述や「絶対に必要とされる資格や学歴はありません」と明記されています。
これはある意味誰にでもチャンスがあるように見えますが、内定を勝ち取るための近道はないということが示されているとも言えます。
エントリーまでにしっかりと自分自身の価値を高め、面接にこぎつけるアピールができるように励みましょう。
3.バンダイナムコエンターテインメントへの就職がおすすめの人
ここでは、バンダイナムコグループへの就職をおすすめしたい人がどんな人かについて記載します。
単純に好きなタイトルやIPがあるからというレベルではなく、どんな人が求められるのかをしっかり考えてみましょう。
バンダイナムコエンターテインメントと同じバンダイナムコグループ会社であるバンダイナムコ研究所の代表取締役社長・中谷始氏は、求める人物像として以下のような点を強調しています。
・面白いものを作ることを楽しめる人
・自発的に動くモチベーションがある人
・問題解決に前向きな人
・失敗を恐れずチャレンジできる人
当サイトのインタビュー記事を紹介しますので、ぜひ参照してください。
→「新しいアソビを創出する新会社、株式会社バンダイナムコ研究所の中谷社長へインタビュー! 世界規模で人気のあるIPのゲームタイトルを開発する株式会社バンダイナムコスタジオの魅力にも迫ります」
また、バンダイナムコエンターテインメントのグループ会社、株式会社BXDの代表取締役社長である手塚 晃司氏へのインタビューも大変参考になります。
手塚氏は、エンターテインメント業界では失敗しないというのはあり得ないことなので、失敗をしっかりデータとして活かすこと、失敗を人のせいにしないことなどができる人が貴重であると言われています。
また、ゲーム業界でも苦労はあるけど、どうせ苦労するなら楽しい苦労をして自分のレベルを上げて行こう、ということも語られています。
以下にインタビュー記事を紹介しますのでぜひ参照してください。
→「バンダイナムコの新たな挑戦! 株式会社BXDが提供する『enza』プラットフォームの意義とその可能性に迫る」
3-1. パブリッシャーで働きたい人
バンダイナムコエンターテインメントは、世界でも有名なゲームパブリッシャー企業です。
そのためゲームを企画して売ることに興味を持っている人にお勧めしたい企業と言えます。
もし開発系の仕事の方に強く興味を持っている人なら、バンダイナムコグループのバンダイナムコスタジオを選んだ方が良いかもしれません。
どちらにもエントリーしたいという場合は併願も可能です。
3-2. ゲームだけにこだわらず、エンターテインメントの幅広い領域で活躍したい人
バンダイナムコエンターテインメントはゲームを作っているだけの企業ではありません。
e-Sportsやイベント、ライブなど多方面の事業を行っていますから、広い意味でのエンターテインメントにかかわっていきたいと思う人にも大きなチャンスがあります。
特にe-Sportsは海外で強い人気を持っていますから、日本国内の枠にこだわらず海外も含めて活躍したいという人にもお勧めです。
3-3. IPを自ら作り出していきたい人
バンダイナムコエンターテインメントは「機動戦士ガンダム」シリーズや「ドラゴンボール」、「アイドルマスター」など強力なIPを持っています。
それにかかわる仕事がしたいという人にももちろんお勧めの企業ですが、既存のものにこだわらず、さらに新たなIPを作り出していきたいという人にも魅力があります。
2018年には、バンダイナムコとしてそれから3年間で250億円の戦略的投資を行って、新しいIPを生み出すと発表しています。
それまでのノウハウとバンダイナムコグループでこそできる投資の後押しを活かしてIP創出に取り組みたい、という人はバンダイナムコエンターテインメントへのエントリーを検討しましょう。
新規IP創生については、同じバンダイナムコグループ会社の株式会社サンライズの代表取締役社長、浅沼 誠氏のインタビューも参考になります。
バンナムグループの最新IP戦略について知れるまたとない機会ですので、下記ぜひ読んでみて下さい。
→グローバル化を加速! サンライズ新社長・浅沼誠氏が語る、バンダイナムコグループ最新IP戦略!!
4.まとめ
バンダイナムコエンターテインメントの企業としての情報や歴史などを紹介しつつ、どんな人材が求められているのかなどを解説してきました。
既存のヒットタイトルやIPを多数保有している上に、これからも新たな楽しみを生み出していくシーンに自分自身が入っていると考えるとワクワクしますよね。
バンダイナムコエンターテインメントで働きたいと思う人は、しっかりと自分の力を磨いて内定を勝ち取っていきましょう。
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