フロム・ソフトウェアに就職したい!会社の概要と就職の際のポイント


 
このコラムは、『ELDEN RING』や『DARK SOULS』シリーズ、『ARMORED CORE』シリーズなど、世界中で高い評価を受けるタイトルを生み出しているゲーム会社、「フロム・ソフトウェア」の企業情報や歴史、新卒採用の状況、求められる人物像などを解説します。
 
フロム・ソフトウェアへの就職に興味がある人は、ぜひ最後まで読んでエントリーの参考にしてください。
 

1. ゲーム会社「フロム・ソフトウェア」とは

ここからは、まずフロム・ソフトウェアの企業情報を確認していきましょう。
 

1-1. フロム・ソフトウェアの会社データ

株式会社フロム・ソフトウェアは、東京都新宿区北新宿2-21-1 新宿フロントタワーに本社を構えるゲーム会社です。2023年8月に渋谷区笹塚から現在の場所へ本社を移転しました。また、福岡県福岡市博多区には福岡スタジオを構えています。
 
設立は1986年11月1日で、資本金は184億6,827万5,000円です。2026年8月現在の代表取締役社長は宮崎英高氏で、事業内容としてゲームソフトの企画・開発・販売、インターネット上のコンテンツの企画・開発を掲げています。
 
従業員数は2025年5月末時点で456名と公表されています。かつては300名を下回る規模でしたが、近年で大幅に増加しました。
 
株主構成としては2022年9月、テンセントの子会社であるSixjoy Hong Kong Limitedと、株式会社ソニー・インタラクティブエンタテインメントを割当先とする第三者割当増資を実施し、約364億円を調達しています。これにより現在の株主は、株式会社KADOKAWA、Sixjoy Hong Kong Limited、株式会社ソニー・インタラクティブエンタテインメントの3社となりました。
 

1-2. フロム・ソフトウェアの代表作

フロム・ソフトウェアは以下のようなタイトルを手掛けています。
 
・『ELDEN RING』:世界累計出荷本数3,000万本を突破した代表作
・『ELDEN RING NIGHTREIGN』:バンダイナムコエンターテインメントとの共同開発によるスピンオフ作品。世界累計出荷本数500万本を突破
・『ARMORED CORE VI FIRES OF RUBICON』:約10年ぶりとなるアーマード・コアシリーズの最新作
 
他にも『DARK SOULS』シリーズ、『SEKIRO: SHADOWS DIE TWICE』、『Demon’s Souls』『キングスフィールド』シリーズなど、ハードな世界観でのアクションを売りにした作品が多い傾向があります。
 
近年は『ELDEN RING』を軸に、DLCやスピンオフを展開しながらシリーズを育てていく体制が定着しています。
 

1-3. フロム・ソフトウェアの歴史

フロム・ソフトウェアは1986年に設立、数年はビジネス用のアプリを開発していましたが、1994年から家庭用ゲーム機向けのゲームソフトウェア開発を開始します。
 
90年代から00年代にさまざまな家庭用ゲーム機向けのソフトを輩出し、ロボットアクションものを中心に多数のソフトを発表。
 
2003年には他者開発のパブリッシング事業も開始、2004年からは携帯電話用ゲームソフトウェアや、携帯ゲーム機用ソフトウェアにも参入。
 
2011年に発売したDARKSOULSはシリーズ化され、ヒットタイトルとなっています。
 
2019年に発売したSEKIRO:SHADOWS DIE TWICEは、発売から10日で世界累計200万本の出荷がおこなわれたほどのヒットタイトルです。
 
2022年には『ELDEN RING』を発売。The Game Awards 2022でゲーム・オブ・ザ・イヤーを含む4部門を受賞し、世界的な知名度が飛躍的に高まりました。また同年9月、テンセント子会社のSixjoy Hong Kong Limitedとソニー・インタラクティブエンタテインメントを割当先とする第三者割当増資を実施しています。
 
2023年、『ARMORED CORE VI FIRES OF RUBICON』を発売。同年8月には本社を新宿フロントタワーへ移転しました。
 
2024年、『ELDEN RING』のDLC『SHADOW OF THE ERDTREE』を発売。発売3日間で500万本を売り上げました。
 
2025年、スピンオフ『ELDEN RING NIGHTREIGN』を発売。同年4月には『ELDEN RING』本編の世界累計出荷本数が3,000万本を突破しています。
 
このように、『ELDEN RING』のヒットは、フロム・ソフトウェアにとって大きな転機となりました。国内では以前から高い評価を得ていた会社ですが、ゲーム・オブ・ザ・イヤーの受賞を機に世界的なブランドとして認知されるようになり、開発規模や従業員数の拡大にもつながっています。
 

1-4. フロム・ソフトウェアの部署

フロム・ソフトウェアの正式な部署名は公開されていませんが、本社で募集している職種を見ると、企画職、エンジニア職(ソフトウェア開発、ネットワーク開発、設計)、グラフィック関連職(デザイナー、3Dグラフィックアーティスト、モーションデザイナー、シネマティックアーティスト)などがあげられています。
 

2. フロム・ソフトウェアの新卒採用状況

ここからはフロム・ソフトウェアの新卒採用情報を紹介していきましょう。
 

2-1. フロム・ソフトウェアの新卒採用人数

フロム・ソフトウェアは、新卒採用の採用予定人数を公表していません。採用サイトの「よくある質問」では採用予定人数を限定していないと明記されており、参考値として2021年の新卒採用で21名に内定を出したことが紹介されています。
 
以前は年間15名程度の採用でしたが、近年は会社の規模そのものが大きく変わりました。国内外から注目されるゲーム会社として、開発規模の拡大に合わせ採用も広げていると考えられます。
 
募集職種はプランナー職、エンジニア職、グラフィック職、サウンド職、プロモーション職、営業職、コーポレート職と幅広く、2027年度の新卒採用も実施されています。
 

2-2. フロム・ソフトウェアの推定倍率

フロム・ソフトウェアはエントリー数を公表していないため、正確な求人倍率は算出できません。そこで、公表されている採用実績をもとに目安を考えてみましょう。
 
参考となる採用人数は、前述の2021年新卒採用の21名です。仮にエントリーした人が1,500名だとすると、求人倍率=1,500/21=約71倍となります。
 
ただし『ELDEN RING』のヒット以降、フロム・ソフトウェアの知名度は世界的に高まっており、志望者数も増えていると考えられます。実際の倍率はさらに高くなる可能性があるとみておいたほうがよいでしょう。
 

2-3. フロム・ソフトウェアにエントリーする上で大切なポイント

フロム・ソフトウェアの選考で押さえておきたいのが、採用に対する考え方です。採用サイトの「よくある質問」では、「採用人数にこだわらず、能力のある方は積極的に採用していく」という方針が明言されています。
 
つまり、枠が決まっていて上位の数名だけが通過するという選考ではなく、求める水準に達しているかどうかで判断される選考だということです。倍率の数字に気後れするよりも、自分の実力をどう示すかに集中したほうがよいでしょう。
 
そのうえで重要になるのが、ポートフォリオです。提出作品の点数に指定はなく、職種への適性をみるために適切な量を考えて送るよう案内されています。データは全体で30MB以内、静止画はPDF・JPEG・PNG、動画はMP4・AVI・MOVといった形式が指定されており、複数人で制作した作品は担当箇所を明記する必要があります。
 
求められる能力も職種ごとに示されています。エンジニア職ではプログラミング言語を理解してコーディングできることに加え、プログラマとして何がしたいかというビジョンや、それに向かう姿勢・意欲が重視されます。グラフィック職のデザイナーでは、デッサン力や絵心、表現力、個性、将来性が評価の対象です。
 
なお新卒採用の応募資格は、2026年4月から2027年3月に高等専門学校・専門学校・短大・大学または大学院を卒業(修了)見込みの人で、海外留学者や邦人留学生も対象です。既卒の場合はキャリア採用からの応募となります。
 
以下のページをしっかり読み込んで、望む職種に必要な準備を怠らないようにしてください。
「採用情報」
「会社紹介」
 

3. フロム・ソフトウェアへの就職がおすすめの人

フロム・ソフトウェアなどの人気タイトルを持つ会社にエントリーする時には、志望動機に「好きなタイトルやIPがあるから」と書く人が多いでしょう。もちろん「好き」は大きなエネルギーですが、内定を勝ち取るにはもっと踏み込む必要があります。
 
以下にフロム・ソフトウェアの「本気度」が見える内容を記述しますので、しっかり読み込んでください。
 

3-1. 会社が作り出す独自の世界観が好きな人

フロム・ソフトウェアには癒し系のタイトルも存在していますが、圧倒されるほどのリアルさを追求した作品が多数あります。これはフロム・ソフトウェアの企業理念である、「感動を伝えたい。価値観を生み出したい。喜ばせたい。」という思いが込められているからなのだそうです。作っている人たちの「本気度」が高いからこそプレイヤーにもそれが伝わってくるわけですね。
 
このように「本気度が高い世界観を生み出す側に参加したい!」と思う人はフロム・ソフトウェアに向いていると思われます。
 

3-2. 若い段階で高い自由度の中、ゲーム作りに関するさまざまなことに関わりたい人

フロム・ソフトウェアでは、やりたいと思ったことをしっかり主張すればやらせてもらえる、という環境があるのだそうです。年齢に限らず、チャレンジする精神を大切にしている点はクリエイターが育つにはとても貴重です。
 
また、そんな環境で育った先輩たちがいるわけですから、実力があって理解がある人たちがいる、と言うのはまさにクリエイターのための職場と言えるでしょう。
 

3-3. 世界基準のクオリティを追求したい人

フロム・ソフトウェアは、国内だけでなく世界を舞台に評価されているゲーム会社です。
 
その象徴が『ELDEN RING』で、The Game Awards 2022ではゲーム・オブ・ザ・イヤーを含む4部門を受賞しました。世界の主要なアワードでゲーム・オブ・ザ・イヤーを獲得しており、日本のゲーム会社としては際立った実績です。
 
販売面でも、『ELDEN RING』は世界累計出荷本数3,000万本を突破しています。DLCの『SHADOW OF THE ERDTREE』は1,000万本、スピンオフの『ELDEN RING NIGHTREIGN』は発売から2か月足らずで500万本を記録しました。これらの数字は海外のユーザーに支えられている部分が大きく、同社のタイトルが世界市場で受け入れられていることを示しています。
 
『ELDEN RING』の土台を作り、「ソウルライク」という人気ゲームジャンルを生み出すまでに至ったソウルシリーズ(『DARK SOULS』シリーズ、『Demon’s Souls』)や、世界観がコアなファンを魅了し続ける『ARMORED CORE』シリーズ、『Bloodborne』、『SEKIRO: SHADOWS DIE TWICE』などの存在も世界中のゲーマーに支持され続けている理由です。
 
世界を相手にした評価軸でものづくりに取り組みたい人にとって、フロム・ソフトウェアは非常に魅力的な環境だといえます。裏を返せば、求められるクオリティの基準も世界水準です。その厳しさごと楽しめる人は、ぜひエントリーをご検討ください。
 

4. まとめ

フロム・ソフトウェアの企業としての情報や歴史、新卒採用の状況、求められる人材について解説してきました。
 
『ELDEN RING』の世界的なヒットによって、フロム・ソフトウェアは日本を代表するゲーム会社の1社となりました。従業員数も増え、開発規模の拡大が続いています。
 
採用では人数にこだわらず能力を重視する方針が示されているので、志望する人はポートフォリオの完成度を高めることに力を注ぎましょう。フロム・ソフトウェアで働きたいと思う人は、しっかりと準備をして内定を勝ち取ってください。
 

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