ゲーム業界で働くのに向いている人とは?タイプ別に紹介

「ゲーム業界で働きたいと思っているけど、自分は向いているだろうか?」と不安を感じている人は多いことでしょう。そこでこのコラムでは、ゲーム業界に向いている人についてまとめます。ゲーム業界全体に共通してあると便利な資質や、業種ごとに求められる資質をわかりやすく説明しますので、ぜひ参考にしてください。

 

なお、ここに書いているのはあくまで「広くあてはまる項目」なので、この記事に書かれている資質がないからゲーム業界に入れないということはありません。足りない部分があれば補強するなどプラスに受け取って、あこがれのゲーム業界を目指しましょう!

 

1. どの業種でも共通してゲーム業界に向いているタイプ

ここでは細かい業種ではなく、平均的にゲーム業界全体に求められる資質についてまとめます。

 

1-1. クリエイター気質な人

「クリエイター気質」という言葉はときどき耳にしますが、具体的にはどんなことでしょう?

 

例えば、幼児期には好きなゲームのキャラを絵に書いて楽しむ子どもは何人もいます。しかし、中学、高校と歳を重ねていくほど絵をかき続ける人は減りますし、ましてオリジナルのキャラを作ろうと思う人はごく一部に限られます。

 

同様に、ゲームをプレイすることに楽しみを感じている人が多いのに対して、「自分もこんな作品を作りたい!」という作り手に回る希望を持つ人は決して多くはありません。

 

与えられたゲームの世界を楽しむだけでなく、「シナリオがこうなったらもっと面白いのでは?」、「こんな効果音が入ったらもっと盛り上がりそう」と考える人もクリエイター気質があるでしょう。

 

1-2. 趣味を仕事にしても苦ではない人

趣味を趣味として終わらせず、仕事にすることが苦にならない人はゲーム業界に向いています。

 

もちろん、趣味とは無関係に、仕事としてドライに接する人もいますが、「好き」の気持ちを持てなくなると、ゲーム業界にいることが苦行になる場合もあります。

 

「好き」はチャレンジの原動力になりますから、自分自身が楽しんでユーザーも楽しませる資質がある人は、ゲーム業界に向いています。

 

1-3. とにかく忍耐力がある人

ゲーム業界では新しい技術を駆使しながらも、納期厳守を迫られることが少なくありません。また、ゲーム開発は複数のセクションで行いますから、自分のところに作業が回ってきたときにはすでに期限が押しているということもあるでしょう。

 

世の中の流れとともにゲーム業界もホワイト化が進んでいますが、やはり体力、忍耐力を求められることはあると知っておきましょう。

 

2. 仕事の種類によって向いているタイプは細かく変わる

この項目では、ゲーム業界の代表的な業種の仕事内容と、向いているタイプを紹介します。

 

2-1. プランナー

ゲームプランナーは、ゲーム自体の企画立案や制作の準備、制作の管理やリリース後の運営などが主な仕事です。

 

どんなゲームが求められているのかを察知する嗅覚や、新しい企画を発想する力がある人、トレンドの分析能力がある人が向いています。また、社内やパートナー企業と協議しながらゲーム作りをする必要があるので、工程管理能力やコミュニケーションスキルも必要です。

 

プランナーについて詳しく書いた記事があるので興味がある方は以下を参照してください。

「「ゲームプランナー」とは?基本的な仕事内容や必要な技術を説明」

 

2-2. デザイナー

ゲーム業界のデザイナー職は非常に幅広いですが、いくつかの業種を紹介します。

 

2Dデザイナーはキャラクターやアイテムをゼロから発想して絵に起こしたり、背景を書いたりもします。また、ゲーム画面上の操作ボタンやメニューのデザインもしますし、2次元上で動きをデザインすることもあります。3Dデザイナーであればキャラクターやアイテムなどの3Dモデリングや、動きを与えるモーションデザインを行います。

 

デザイナーに向いているのは、絵を描くことや色合いをデザインすることなどが好きで、得意と感じる人です。

 

ゲーム業界のデザイナーについて詳しく書いた記事があるので興味がある方は以下を参照してください。

「ゲーム業界の「3Dデザイナー」とは?仕事内容や必要な技術を説明」

「ゲーム業界の「2Dデザイナー」とは?仕事内容や必要な技術を説明」

「ゲーム業界の「キャラクターデザイナー」とは?仕事内容や必要な技術を説明」

 

2-3. エンジニア

ゲーム業界ではエンジニアの仕事は細分化されていることが多く、ゲーム内のキャラクターなどを動作させるためのプログラミングをする業務もあれば、通信環境を整える業務を行っているエンジニアもいます。

 

エンジニアは論理的思考が得意な人、新しい技術への興味を持てる人、長時間のデスクワークに耐えられる人などが向いています。

 

ゲーム業界のエンジニアについて書いた記事があるので、興味がある方は以下を参照してください。

「エンジニアがするべき転職のための準備」

 

2-4. カスタマーサポート

カスタマーサポートはユーザーの意見を受け取り、開発などに送る業務を行います。クレーム対応係というイメージがあるかもしれませんが、自社のサービスを理解してポイントを伝えたり、ユーザーの声をまとめて分析したりする技能も必要です。

 

カスタマーサポートに向いているのは、コミュニケーションスキルが高い人、人の意見から傾向や対策などを分析できる人です。

 

カスタマーサポートについて詳しく書いた記事があるので、興味がある方は以下を参照してください。

「ゲーム業界の「カスタマーサポート」とは?仕事内容や必要な技術を説明」

ゲーム業界の「カスタマーサポート」とは?仕事内容や必要な技術を説明

 

2-5. 営業・広報

営業や広報は自社の商品やサービスの売上を高める働きをする仕事です。時にはメディアとのタイアップや、他のゲーム会社、マンガやアニメとのコラボなどのために動くこともあります。また、デベロッパーであればパブリッシャーに対して自社の技術をアピールし、開発業務の受注を目指しての活動もあるでしょう。

 

営業・広報には、マーケティング力がある人、コミュニケーションスキルで多業種とのつながりを持てる人、自社サービスを理解してアピール方法を工夫できる人などです。

 

営業・広報について詳しく書いた記事があるので興味がある方は以下を参照してください。

「ゲーム業界の「営業職」とは?仕事内容や必要な知識を説明」

「ゲーム会社の「広報」とは?仕事内容や必要な知識を説明」

 

2-6. バックオフィス

バックオフィスとはいわゆる事務職のことで、総務や人事、経理や法務などを指します。それぞれに専門性があり、一概には言えませんが、販売する商品やサービスを生み出す仕事ではなく、社内の業務が円滑に進むための仕事をしています。

 

バックオフィスに向いているのは、ムラ無くやるべき仕事をこなせる人でしょう。ゲーム業界に限って言えば、好きなタイトルを支えたいがクリエイターよりも事務方の資質があると感じている人もいるでしょう。

 

バックオフィスの業務について詳しく書いた記事があるので、興味がある方は以下を参照してください。

「ゲーム会社に事務で入社したい!業務内容と求められるスキルとは」

 

3. まとめ

ゲーム業界にはどんな人が向いているのか、という問題について解説しました。ゲーム会社は多くの職種が集まって動いているので、向いているタイプも一概には言えません。しかしどの職種でも、「好き」を形にしたい人、面白いゲームを作ることに力を尽くしたい人が向いているのは同じでしょう。

 

いくつかの業種についても業務内容を簡単に紹介して、向いている人物像を記載していますので、ぜひこの記事を参考にしてゲーム業界で活躍するヒントにしてください。

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