任天堂株式会社の『ゼルダの伝説 時のオカリナ』についてご紹介!【AAAタイトル紹介Vol.14】

 

1998年11月21日に、Nintendo64よりリリースされたアドベンチャー/アクションRPGゲーム『ゼルダの伝説 時のオカリナ』。ゼルダの伝説シリーズの中でも群を抜いた評価がされている本作は、2018年に海外のレビューサイト”Metacritic”が発表したゲームスコア(メタスコア)において、「史上最高のビデオゲームTOP50」の第1位を獲得しており、現在でも多くのユーザーに愛されています。
今回はそんな大ヒットゲーム『ゼルダの伝説 時のオカリナ』の概要と、開発に携わった任天堂株式会社を始めとした解説を通し、本作の魅力により迫っていきたいと思います!

『ゼルダの伝説 時のオカリナ』とは?

『ゼルダの伝説 時のオカリナ』は、1998年に任天堂株式会社から発売されたアクションRPGゲームです。このゼルダの伝説シリーズの歴史は1986年から始まり、以来現在では新作シリーズゲーム『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』に至るまで、沢山のユーザーに愛されているシリーズになります。
その中でも本記事で取り扱う『ゼルダの伝説 時のオカリナ』は第4作になっており、それまでゼルダの伝説シリーズの主流であった2D見下ろし型から一変、シリーズ初の3D作品として発売されました。本作のフィールドは3DCGで構成されており、奥行きのある世界で冒険を楽しむことが出来ます。主な略称は「時オカ」と呼ばれており、国内累計販売本数は約145万本。また当時の『週刊ファミ通』におけるレビューでは当時初の40点満点を記録しました。

セルダの伝説のストーリー

ゲームの舞台であるハイラル王国に広がる深き森。その森にはコキリ族という子供の姿をした種族が住んでおり、彼らはそれぞれ一匹だけ、自分だけの妖精をパートナーとしていましたが、たった一人だけ妖精を持っていない少年本作の主人公である、”リンク”がいました。
ある朝、リンクが悪夢にうなされていると、リンクの前にナビィという妖精が現れます。ナビィは森の守護神・デクの樹の使いで、ナビィの導きにより、リンクはデクの樹のもとへ呼び出され、デクの樹はその勇気を試すべく、リンクに試練を与えました。
そして見事にデクの樹の試練を乗り越えたリンクは、ハイラルに伝わるトライフォースの伝説を聞かされ、今まさに黒き砂漠の民が伝説のトライフォースを狙い、ハイラルが危機にあること、ハイラルの城へ行き、そこでハイラルの運命を左右する神に選ばれし姫に出会うことを告げられる事から、リンクの長い冒険の旅が始まりました。

 

主なゲームシステム

 

本作の特徴の一つに、「Z注目システム」というシステムがあります。
当時発売されていた3Dアクションゲームでは、移動している間に目標としていた対象を見失ってしまう、という事象が頻繁に起こっていましたが、『時のオカリナ』ではこの問題を解消すべく、対象物をロックオンできるシステムが操作系に組み込まれています。これによって対象物に向かって移動したり、間合いを取ったり、更には確実に飛び道具の狙いを定めたりといった、より複雑な操作が可能となり、後のアクションゲームにおける対戦システムにも大きな影響を与えました。

 

謎解きとアクションというゲームシステムを主軸としており、「草や岩を持ち上げて投げる」「ヒビの入った壁を爆弾で壊して進む」など従来作品同様のアクションを3Dでも実現しています。ライフの数は最初は3つで、本作ではライフが0になるとゲームオーバーとなり、タイトル画面に戻るか、セーブした状態からやり直すことができます。また、デスマウンテン火口の灼熱地帯や水中といった特別ダンジョンでは、リンクの残りハートの数によって制限時間が決まり、時間が切れるとゲームオーバーになるというシステムも搭載されています。

開発について

任天堂株式会社

任天堂株式会社は1889年に創業した老舗企業であり、TOPIX Core30の構成銘柄の一つでもある大企業です。京都府京都市に本社を置いており、玩具やコンピューターゲームの開発/製造/販売を行っています。2020年度3月期決算によれば、売上高は1兆7589億円、純利益は4803億円になっています。

 

今でこそ世界を代表するエンタメ企業として事業を展開していますが、創業当初は花札の製造からスタートしました。京都の鴨川付近に本社を構え、販路拡大としてたばこ製造会社と協業をするなどの取り組みにより、1953年まで花札製造を主力として事業を続けていました。

 

その後花札、トランプ、カルタといったアーケードゲームの製造を続け、1963年には初の株式情報を果たします。当時は小さな花札屋さんという程度の知名度であったと言われていますが、その後はゲームセンターの展開、ファミリーコンピュータの発売、競合がゲーム市場に参入してきた際の、岩田聡社長による業界競争の激化等の歴史を経て、現在に至ります。
『大乱闘スマッシュブラザーズ』シリーズ、『どうぶつの森』シリーズ、『スーパーマリオ』シリーズなど、この記事をご覧の皆様にとって聞いたことが無い方はいないのではないでしょうか?それくらい、市場としてもゲーム業界としても影響力の高い会社になっています。
本作で取り上げている『ゼルダの伝説』シリーズについては、2021年で35周年を迎えており、1987年1月14日に、サイドビューでアクション要素が非常に高い『リンクの冒険』を挟んだ後、1991年11月21日にスーパーファミコンで『ゼルダの伝説 神々のトライフォース』、本記事で紹介している『ゼルダの伝説 時のオカリナ』、『ゼルダの伝説 風のタクト』、『ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス』、『ゼルダの伝説 スカイウォードソード』などの名作を生み出していき、2017年3月3日には、オープンワールドRPG『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』を発売。全世界のゼルダファンに大きな衝撃を与えたことは記憶に新しいです。

山田洋一

『ゼルダの伝説 時のオカリナ』では、任天堂株式会社代表取締役フェローである宮本茂氏等も開発に携わっていますが、本作の制作を務めた山田氏は一部で、「任天堂最高のデザイナー」と言われるほどのクリエイターです。
スーパーファミコンの頃から、システム・ポリゴンの研究・開発に深く携わってきた山田氏は、『スターフォックス』や『ウェーブレース』、『ゼルダの伝説シリーズ』といった3D作品のシステム中枢の設計を担当しています。ゼルダの伝説シリーズではほとんどの作品に何らかの形で携わっており、同シリーズにおける主要なスタッフの一人となっています。

まとめ

大人気ゲーム『ゼルダの伝説 時のオカリナ』について、作品の概要、任天堂株式会社の略歴について紹介してきました。
ヒットタイトルのゲーム内容だけでなく、その歴史や携わった要素を紐解く事で、より作品に対する理解や共感を生み出していくきっかけになれればと思います。

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