「アーリーアクセス(早期アクセス)」とは?概要や注意点などをわかりやすく紹介

このコラムは、「アーリーアクセス(早期アクセス)」のゲームについて解説します。アーリーアクセスという言葉の意味や注意点のほか、アーリーアクセスを利用した著名なゲームも紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

1. 「アーリーアクセス(早期アクセス)」とは

「アーリーアクセス(早期アクセス)」は、ベータ版と言われることもあります。形態としては正式版として完成する前に販売されるゲームで、未検証のバグが存在する場合も少なくありません。

それでも有償で提供するのは、ユーザーの声を取り入れてブラッシュアップしてから製品化したい場合や、製品版リリースより先に開発費を得たい場合など明確な理由があるからです。

ユーザーとしては、正式リリース時より安く入手できることや、気になる点をフィードバックして開発に参加できる喜びを得られます。

2. アーリーアクセスとしてゲームをプレイする際の注意点

この項目では、アーリーアクセスのゲームを購入・プレイする際の注意点を記載します。

2-1. あくまでアーリーアクセスであることをしっかり認識する

アーリーアクセスのゲームは、いうなれば「未完成品」です。そのため「バグが多い」とか、「途中までしか遊べない」という苦情を上げるのは根本的に間違っています。完成していないことを認識したうえでプレイすることが、アーリーアクセスの基本なのです。

この点を踏まえると「お金を出したのにデバックを手伝わせるのか?」といった思考を持つ人にはアーリーアクセスのゲームはお勧めできません。

2-2. 開発者に協力するためにフィードバック(意見)は積極的に出す

バグや問題点を見つけたら開発側にフィードバックするのは、ある意味でアーリーアクセス版の「楽しみ方」といっても過言ではありません。アーリーアクセス版を購入してフィードバックを上げることは、ゲームクリエイターを応援することになりますし、先にお金を出すことで開発を手助けする効果もあります。

もちろん良いと思った点をしっかりほめることで開発スタッフを激励することもできますから、アーリーアクセス版をプレイするということは、そのタイトルの開発に参加すると考えることもできます。

2-3. アーリーアクセスのままお蔵入りになるタイトル(プロジェクト)も存在する

アーリーアクセス版はあくまでも開発中のタイトルであり、すべて製品版になってリリースされるわけではありません。そのため、一生懸命フィードバックを上げても残念ながらお蔵入りになってしまうタイトルも存在します。

リリースされないまま終わった場合、ガッカリしてしまうこともあるかもしれませんが、幻のタイトルをプレイできたという言い方もできるので、お蔵入りになることはあると考えて購入することをおすすめします。

2-4. そもそも期待しすぎない

繰り返しになりますが、アーリーアクセス版は未完成品なので肩透かしに終わることもあり得ます。

ただし、そのままリリースされるわけではなく、正式リリースされた際にはブラッシュアップされて高評価されるケースもあります。

そのため、話題のタイトルだとしても期待しすぎないことが重要ですし、アーリーアクセス版がすべてだと早合点しないことも大切です。

3. アーリーアクセスが有名なタイトル

この項目では、アーリーアクセスを利用した有名タイトルを紹介しましょう。

3-1. ファイナルファンタジーXIV

日本を代表するRPG、ファイナルファンタジーのシリーズですが、XIVの開発に関しては大きな紆余曲折がありました。

初期にβテスト(アーリーアクセス)を行ったあと、2010年にリリースされますが、問題が多かったため同年中に運営体制の刷新が発表され、2012年にはサービス停止にまで至っています。その後2013年に新版としてサービスを再開、2021年に至るまで4回の拡張パッケージがリリースされ、現在は類を見ない高評価を得ています。

なお拡張パッケージであっても、早期に予約を行ったプレイヤーには正式拡張パッケージリリース日より数日早くプレイが開始できる「アーリーアクセス権」が与えられます。

3-2. Ark:Survival Evolved(アーク)

Ark:Survival Evolved(アーク)はアメリカのワシントン州にあるStudio Wildcardが開発した、恐竜が住む世界を題材にしたサンドボックスゲームです。(日本ではスパイクチュンソフトからリリースされています)

2015年6月からアーリーアクセス版が販売されて話題となり、2017年に正式リリースに至っています。

3-3. Besiege(ビシージ)

Besiegeは、イギリスのSpiderling Studiosが開発したサンドボックス型のゲームです。2015年からアーリーアクセスが行われていましたが、多数のアップデートを経て2020年2月に正式リリースされています。

中世風の世界で、ブロックで兵器を開発して目標を攻略するゲームです。無理な構造で兵器を作ると物理的法則に沿って倒壊してしまうこともあり、独特のゲーム性で人気を得ています。

3-4. PLAYERUNKNOWN’S BATTLEGROUNDS(PUBG)

PUBGは韓国のBluehole社からリリースされているゲームで、バトルロイヤルゲームの代表的な作品として知られています。アーリーアクセスは2017年3月に開始され、正式版は同年の12月にリリースされました。

2022年現在も世界中でプレイされており、eスポーツのタイトルとしても人気があります。

4. まとめ

ゲームの「アーリーアクセス」について、言葉の意味や位置づけ、プレイするうえでの注意点やアーリーアクセスを利用して正式リリースに至った有名タイトルを紹介しました。

アーリーアクセスは未完成版として意味を持ってリリースされていますが、単なるセール品と思って課金するとがっかりしてしまうこともあります。ぜひこの機会に、アーリーアクセスの意味や位置づけを知って、アーリーアクセスならではの楽しみ方を探求してみましょう。

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