歴史シミュレーションゲームとは?概要や代表作を分かりやすく紹介


シミュレーションゲームのジャンルの1つである歴史シミュレーションゲーム。日本では1980年代からそのジャンルが確立され、現在でも多くのゲームがリリースされています。
本記事では、歴史シミュレーションゲームの特徴や歴史、代表的なゲームについてご紹介します!

「歴史シミュレーションゲーム」とは

歴史シミュレーションゲームは、特定のジャンルを追体験できる”シミュレーションゲーム”のなかで、日本史や西洋史などの歴史をテーマにしたゲームです。主に「国盗り合戦」をモチーフにした作品が多く、日本でリリースされている作品には、史実に即した実際の人物名や土地名、武将等が登場する事が多いジャンルになっています。

歴史シミュレーションゲーム登場の経緯

従来より存在するボードゲームのルールは、歴史シミュレーションゲームのような陣取り合戦を模したゲームが多く、中でもウォー・シミュレーションゲームは全てのシミュレーションゲームの発端とも言われています。
その後パソコンや電子機器が発展しコンピューターゲームが流行った際にもシミュレーションゲームが遊ばれてきましたが、日本では、1983年にシリーズ1作目がリリースされた『信長の野望』、1985年にリリースされた『三國志』により、歴史シミュレーションゲームが1つのジャンルとして確立されたと言われています。
基本的に国同士の争いを取り上げたテーマが多いですが、近年では戦争中心ではなく、『シヴィライゼーション』のような国家運営をテーマとしたゲームも上げられます。

歴史シミュレーションゲームの定義

歴史シミュレーションゲームの定義は、史実を基にした歴史を題材としたシミュレーションゲームですが、その線引きはあまり明確ではありません。

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海外からリリースされている、「エイジ オブ エンパイア」 シリーズ等は歴史をテーマにしていますが、マップや戦術システムといった要素では史実を再現しているわけでは無く、上述した定義内には当てはまらないと言えます。

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一方で、歴史を基にフィクションとして描かれた小説やゲームが歴史シミュレーションに大別されたり、中国の『西遊記』を扱った作品が現実的な表現ではない場合、歴史シミュレーションに分類されない事もあります。

歴史シミュレーションゲームの日

1981年10月26日。現在のコーエーテクモゲームスの前身である光栄マイコンシステムから『川中島の合戦』が発売されており、これは同社初の歴史シミュレーションゲームでもあります。それにちなんで、発売から35周年の2016年に10月26日を「歴史シミュレーションゲームの日」とすることをコーエーテクモゲームスが制定し、日本記念日協会にも認定されています。

歴史シミュレーションゲームに属する代表的な作品

信長の野望シリーズ

信長の野望シリーズは、1983年に株式会社光栄マイコンシステムからリリースされた歴史シミュレーションゲームであり、日本における歴史シミュレーションゲームジャンル確立の一端を担った作品でもあります。

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タイトル名にもある通り、本シリーズでは、織田信長の全国統一までの軌跡を辿ったゲームになっており、桶狭間の戦い、本能寺の変など実際の出来事を基に、戦国時代後期から安土桃山時代初期を舞台に物語が展開されます。
また、織田信長が亡くなった後のストーリー、信長誕生以前のシナリオも搭載されており、「プレイヤーが自分なりの戦国時代を創る」というコンセプトの下、ユーザーに歴史をイメージして貰う事が目的になっています。

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2021年には、本作のデザイナーを務めたシブサワコウ40周年記念として、『信長の野望・新生』のリリースを発表。AIで躍動する武将たちをコンセプトに、2022年初頭のリリースが予定されています。

天下統一シリーズ

天下統一シリーズは、システムソフト、システムソフト・アルファーから発売されている歴史シミュレーションゲームです。1989年にリリースされた第1作、『天下統一』から多くの機種に移植されており、一時期はコーエーの「信長の野望シリーズ」と戦国時代を題材にしたゲームの二大勢力を築きました。

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初代『天下統一』では、1国に1大名のゲーム。1991年に発売された『天下統一II』では、1国1大名ではなくリアルな勢力図を採用。2001年にリリースされた『天下統一III』では、連続合戦を可能にするシステムの導入など進化を続け、『天下統一IV』、『天下統一V』ではグラフィックも刷新される等、シリーズで多くの作品がリリースされました。

三国志シリーズ

三國志シリーズは、コーエーテクモゲームスからリリースされたゲームです。

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三国時代における中国大陸の君主となり、中国統一を目指し戦争や外交を行うゲームです。また、土地開発やビジネスへの投資などを行う事で収入を増やす事も基本システムの一貫になっています。同社の『信長の野望』と違い、優秀な人材を多勢力から引き抜く事で、上手く人材を活用しながら進めていく事が作品の肝になっています。

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現在シリーズの世界累計出荷数は、35周年を迎えた2020年時点で800万本を突破。現在は35周年記念作品、『三國志14』が発売されています。

まとめ

歴史シミュレーションゲームについてまとめてきました。シミュレーションゲームには多様なジャンルがあり、その境界線も曖昧になっています。
歴史をモチーフにしたゲームには、RPG形式、アドベンチャー形式など多くのジャンルがあるので、是非興味のあるゲームをプレイしてみてはいかがでしょうか。

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