「転職を考えているが、現状の職場が忙しすぎて転職活動ができない」という人は少なくないと思います。適切に転職するには様々な準備が必要なので、時間の確保は非常に重要です。
そこでこのコラムでは、「忙しくて転職活動ができない！」という人のタイプを分析し、それぞれのパターンで転職を成功させるポイントを解説します。
目次
1. 忙しい中でゲーム業界内の転職活動を成功させるためのポイント
この項目では、「忙しくて転職活動ができない」と思っている人が、転職を成功させるために意識するべきポイントを紹介します。
1-1. 「◯月には転職する」と目標を決め、スケジュールを引く
忙しい状態が続いていると精神的にも疲弊して、やるべきことの順序決定も混乱しがちです。そのため心の中では「早く転職したい」という気持ちがあっても、「今の仕事が落ち着いたら考えよう」と先送りしてしまうこともあります。
しかしそうして時間ばかりが過ぎていくのは好ましくありません。そのため、まず「◯月には転職する」と目標を決めることから始めましょう。そのうえでまずスケジュールを引き、それ以降は日程をできるだけずらさないように転職活動を進めていくことが重要です。
ちなみに、転職活動は一般的に4ヶ月程度はかかると言われていますので、それを踏まえたスケジューリングをしてください。
1-2. 優秀な転職エージェントの協力を得る
一人で転職活動を行うのは誰でも大変ですし、まして「忙しくて転職活動ができない」と思っている人なら、なおさら誰かに頼る必要があります。
そんなとき頼りになるのは、優秀な転職エージェントです。転職エージェントは、転職活動をする人のアドバイザーのような存在で、求人の紹介や面接日の日程交渉など、様々なサポートをしてくれます。
そのため、忙しい人ほど優秀な転職エージェントに相談することをおすすめします。
1-3. 日常の中で転職活動に費やせるスキマ時間を探す
「忙しい」ことが言い訳になって転職活動が進まない事態から抜け出すために、毎日10～20分程度でも、転職活動にかける時間を取るようにしてください。わずかな時間でも毎日取り組むことで、転職活動は確実に進んでいきます。
最初は大変かもしれませんが、習慣化すればスキマ時間の使い方も上達していくでしょう。
2. 忙しすぎて転職活動ができない！うまくはかどらない3パターン
この項目では、「忙しすぎて転職活動ができない！」という場合のパターンを細分化して、次の項目で解説する対策につなげます。
2-1. 平日は全部仕事で埋まっているパターン
「とにかく平日は仕事が忙しく、日中どころか夕方以降も残業で埋まってしまう」という人は、確かに転職活動をする時間を作るのも大変です。また、忙しいことに加えて納期の厳しさや品質保持のストレスなどがあると、時間が取れないだけでなく精神的摩耗も続きます。
そのため空き時間があったとしても、身体や心を休めるだけで終わってしまう、ということもあるでしょう。
2-2. 内勤がほとんどで平日の日中外に出られないパターン
営業などで外に出る人なら、電車移動中などにメールのやり取りや転職先の検討などもしやすいですが、一切出かけず、就労時間のすべてが忙しい、という人もいるでしょう。
2-3. 転職どころか退職すら怪しいくらい忙しいパターン
毎日残業が続いているような忙しい職場では、「退職」することが難しいことも考えられます。ただでさえ忙しいですから、「辞めると同僚に迷惑をかけそう」、「上司が強烈な引き留めをしそう」と考えるだけでもストレスが増します。
3. 平日は全部仕事で埋まっている！というパターンの転職ポイント
この項目では、「平日は朝から晩まで仕事で忙しい！」という人が、転職活動を行うために考えるべきポイントを整理します。
3-1. 休日でも相談できる転職エージェントを利用する
忙しい人にとって頼りになるのは転職エージェントですから、まず土曜、日曜、祝日でも相談できる転職エージェントを探しましょう。
転職希望者の多くは平日忙しいですから、土・日に対応してくれるエージェントは多数存在します。とはいえ、土・日の面談の時間などは埋まりやすいので、ぜひ早めに予約を取るように心がけてください。
また、転職活動を始める際には、現状の会社を辞める理由や、新たな会社に求めるもの、自分自身が持っているスキルや長所・短所の確認、将来のキャリアパスなどを整理する時間が必要です。このような整理を十分にしないままいきなり転職先を探し始めると、転職を失敗しやすいことが過去の例から知られています。
そのため、この重要な作業は、土曜、日曜などにしっかり時間を取って、必ず行うようにしてください。
3-2. 本気で挑みたい会社の面接日は有給を使う
転職エージェントとの面談は土・日にできても、転職先との面接は基本的に平日です。そのため、本気で挑むのであれば、有休をとる必要が出てきます。
4. 内勤がほとんどで平日の日中外に出られない！というパターンの転職ポイント
この項目では、「基本的に事務所勤務で外に出かけることがないので、日中のスキマ時間が作りにくい！」という人が、転職活動を行うために考えるべきポイントを整理します。
4-1. 基本的には有給を有効活用する
「とても忙しい職場」という前提であれば、多くの場合、有給休暇を取ることも難しいと思います。とはいえ、転職に向けて踏み出すためには、どこかで有給休暇を取って時間を作るしかありません。
そもそも、入社から6ヶ月以上経過しており、その間8割以上出勤していれば、年間10日以上の有給休暇が法的に認められています。そして会社としては、有給休暇を希望された場合、有給休暇取得の日程を変更する権利はあっても、有給休暇の取得自体を拒否することはできないことが法で定められています。
また、上記の「日程を変更する権利」も、代替要員を確保する努力をしたものの不可能だった場合にのみ許されるものです。そのため、有給休暇の希望を出した瞬間、「忙しいから来年にしろ」といった反応があった場合、会社側が法に触れる可能性があります。
「どうせ辞める会社だからどうなっても良い」という考え方は避けるべきですが、不当なルールに縛られる必要はありません。多少の批判があったとしても、ぜひ堂々と有給休暇を取ってください。
4-2. 希望の会社と自分のスケジュールが合う面接日程を転職エージェントにすり合わせてもらう
面接日の日程調整も転職エージェントの重要な仕事です。そのため、どうしても平日の日中に希望の会社との面談時間が取れない場合、夕方以降や土曜、日曜に面談のスケジュールを調整してもらえるよう、転職エージェントに相談してみましょう。
5. 転職どころか退職すら怪しいくらい忙しい！というパターンの転職ポイント
この項目では、「転職はおろか、退職を言い出すことすら困難なほど忙しい！」という人が、転職活動を行うために考えるべきポイントを整理します。
5-1. すぐに転職するプランを立てず、半年・一年といった規模のスケジュールを立てる
一般的に転職にかかる期間は4ヶ月程度と言われています。しかし、転職活動の時間が確保しにくい状況であれば、最初から半年、あるいは一年にわたるスパンで転職のスケジュールを立てた方がよいでしょう。
その上で、なぜそれほど仕事が過密しているのかを考え、改善を検討しましょう。仮に自分自身は過剰な仕事量を整理しようとしているが、上司が無理やり仕事を押し付けるといった場合、この上司だけが悪い可能性もあります。そのケースなら、上司と同格かそれ以上のポジションの人や、ハラスメントの相談窓口などに相談してみることをおすすめします。
あるいは、上司や環境のせいではなく、「仕事を抱え込みやすい」など自分自身に理由がある場合、その問題を整理しなければ転職しても似たような状況におちいる可能性が高いです。
例えば、まず業務の可視化を進める、タスク管理や業務のマネジメントスキルを高める、問題解決スキルを高める、仕事に対する考え方を改める、など方法は複数ありますので、ぜひ前向きに改善を目指しましょう。
5-2. 忙しすぎると転職の気力を奪われがちなので、一度退職してから本格的に転職活動をするのも手
希望しても有給休暇を取らせない、仕事量を考えずにどんどん詰め込もうとする、といった会社であれば、労働基準監督署などに相談しつつ、先に辞めてしまう手もあります。
もちろん転職先が決まっていない状態で辞めると収入が途絶える期間ができるので、しばらくは問題なく生活できる預貯金がある場合などに限ります。
おそらく有給休暇すら取らせないような職場に長くいることは、それ自体が大きなストレスでしょう。そのため、「好ましくない会社に所属しているストレス」をまず取り除けば、転職活動をしやすくなることは予想できます。
とはいえ、転職活動には一般的に4ヶ月程度かかるので、最低でも半年程度は収入が無くても問題ない、という人以外は先に辞めることはおすすめできません。この点には必ずご注意ください。
5-3. 【注意】ゲーム業界は狭いので退職時に悪評が立つと活動しづらい
「どうせ辞める会社だから」と考えて極端に不義理、不道徳なことをするのは避けましょう。例えば「何度交渉しても有給休暇が取れなかったので、許可なく数日休んだ」といった行動はできるだけ避けましょう。
上記の場合、有給休暇を認めない会社や上司が法に触れている可能性が高いですが、相手が悪ければ自分も悪いことをしてよい、という考え方は、結果的に自分にとってもマイナスになります。
特に同じ業界内で転職する場合、好ましくない評価やうわさが転職先に知られることもあり得ます。そうなると、せっかくの転職がマイナススタートになるリスクがあります。
6.まとめ
「忙しくて転職活動ができない」という人に向けて、転職を成功させるためのコツをまとめました。忙しさにはタイプがあるので、ぜひこのコラムを参考にして転職をスムーズに進めてください。
また、どのような忙しさであっても、スマートに転職活動を進めるためには転職エージェントの存在は欠かせません。ゲーム会社への転職活動を始めるのであれば、ゲーム業界に特化した転職サービス「G-JOBエージェント」がおすすめです。
G-JOBエージェントはゲーム業界の求人だけを扱っていますから、「ゲーム会社の情報が欲しいのに、ほかの業界の情報が多くてジャマ！」といったストレスがありません。また、ゲーム業界に太いパイプがあるので、非公開求人も多数取り扱っています。
ゲーム業界で転職するなら、ぜひG-JOBエージェントをご利用ください。
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