HTML5ゲームプラットフォーム『G123.jp』を運営するCTW株式会社様に、ゲームUIデザインの重要性と今後のご展望についてお伺いしました!
CTW株式会社は、HTML5ゲームプラットフォーム『G123.jp(ジーイチニサン)』を運営するゲーム会社。「ビビットアーミー」、「精霊幻想記アナザーテイル」等のヒットタイトルを多数運営しており、現在準備中のタイトル数はなんと10本。創業以降成長を続けるゲームサービス会社です。
今回はそんなCTWでUIデザイナーを務める今井様に、3周年を迎えたG123.jpのサービス内容や、UIデザイナー職のお仕事内容、今後のCTWのご展望まで幅広くお伺いしました!
HTML5ゲームプラットフォーム『G123.jp』
・まずはCTWの運営するG123.jpのサービス概要について教えて下さい
G123.jpは、スマートフォン・タブレット・パソコンのWebブラウザ上で、友達とも一緒に遊べるゲームプラットフォームです。ゲームをするにあたりダウンロードや会員登録は不要で、ゲームを開始まで5秒でプレイする事が出来ます。
ブラウザで遊べるので、端末ごとに環境を選ばず遊ぶことが出来、「ビビットアーミー」や「精霊幻想記アナザーテイル」、「百花繚乱-パッションワールド」等、厳選された高クオリティゲームをお楽しみいただけるゲームサービスです。
〇リアルタイムストラテジー「ビビッドアーミー』
ⓒCTW, INC. All rights reserved.
・自社プラットフォームでサービス展開する理由についてもお伺い出来ますか?
アプリゲームビジネスと異なり、GoogleやApple等の他社プラットフォームを使わないため収益性が高いこともが挙げられますが、配信から決済まで全てのサービスが自社でサービスデザインできることが大きいです。また、HTML5ゲームなのでインストールも要らず、WEB広告との親和性が高いことも強みになっています。
結果、どのゲームにも強力なプロモーションを実施してくれるので、多くのユーザー様の意見を速やかに拾うことが出来、キャンペーンやコラボレーションもプラットフォームレベルから、スピード感を持って対応することが出来ます。
また、クライアントのアップデートが不要なため、アップデートの頻度も高いのですが、実は全てメンテナンスを挟まずに実施しています。
地味ですがこのような積み重ねが重要だと考えており、長くユーザーに遊んでもらうためにもプラットフォームとゲームプロダクトの両面でブラッシュアップしていくつもりです。
・年内に10タイトル以上のリリースを予定されていますが、それを可能にする要因について教えて下さい
開発に関わる優秀なパートナー様に恵まれていること、良いIPをご提供いただく版元様、そして間をつなぐ優秀なメンバーの存在が大きい所ですね。弊社のタイトルは基本的に人気のIPを基に制作をしますが、世界観やコンセプトについてはしっかりと構築された状況からゲーム開発に臨むことができます。そのうえで、いかにスムーズにプロジェクトを進行できるかという点が最も重要だと認識しており、プロジェクト管理ツールの選定から、データの格納ルール、コミュニケーションのルール化まで工夫し、1秒でも早く制作できる様に体系化しています。
CTW株式会社における“UIデザイナー”の仕事
・今井様のご経歴と業務内容について教えて下さい
CTW株式会社にてUIデザイナーを務めております、今井と申します。
専門学校を卒業したあとに入社したWEBデザイン会社でバナーや商品に関するUIを学び、その後組み込み系のアプリ開発会社で働いていたのですが、もっと色んなサービスでUIデザインを極めていきたい、そしてやるなら自分の好きなゲームが良い!という事でCTWに入社しました。
〇CTW株式会社 UIデザイナー 今井様
・UIデザインに興味を持たれた理由は何でしたか?
施策に対する効果が見えやすい点ですね。アクセス数やクリック数、離脱率といった数値が如実に表れやすいのがUIデザインにおける特徴です。
どうしても概念が曖昧になりやすいデザインという領域で、目に見えた成果が出しやすい点がUIの面白さでもあります。
・数あるゲーム会社の中で、CTWを選ばれた理由はなんですか?
CTWに入社した理由は、少人数でありながら多数のゲームをリリースしているチャレンジングな姿勢に惹かれたからですね。それまでに勤めていた会社はどちらかというと大企業気質で、決まったことをしっかりやるという働き方。あまり自分が工夫して働くという働き方ではありませんでした。
UIという領域は目立たないですが、使いやすさと世界観を両立させる為、本来は工夫や挑戦を繰り返すべき業務だと思っていて、もっとチャレンジできる環境で働きたいと考えていたところ、CTWの変化へ挑戦を続ける社風に惹かれ入社を希望しました。
当時CTWにはUIの専門チームが無く、入社当時は広告やバナー制作との兼務でしたが、現在ではUIチームを立ち上げ、ゲーム内素材や社内向けのUI改善案の提供等、いろいろチャレンジさせて貰っています。まだ入社して1年少しですが、「ビビッドアーミー」、「邪神ちゃんドロップキックねばねばウォーズ」といったCTWの主要タイトルや新作のUIデザインを任せて貰える様になりました。
・今井様が考えられるUIデザインのポイントについて教えて下さい
ユーザーの目的を分かりやすく達成させてあげる、サービスから離れてしまうのを防ぐという点ですね。良いゲームというのは世の中に沢山ありますが、その中からいかにユーザーに選ばれるかを左右する大事な要素だと思います。
弊社のUI制作の工程は、新規タイトルが決まった後にまず世界観や設定を調査してモックを制作します。そして必要な仕様が決まった段階で各画面にデザインを落とし込み、開発にお渡しするという流れです。
基本は日本で人気のIPをゲーム化するのですが、まずはその世界観をいかに壊さずに、かつその魅力を伝えられるか、そしていかにユーザーが不便に感じずにゲームをプレイさせることが出来るかという点を掘り下げるようにしています。”当たり前の部分を当たり前に作る”という点を意識し設計する様にしています。
また、当社は強力なWEBマーケティングから配信、ゲーム内での回遊状況までWEB上でシームレスに行うことから、リアルタイムで沢山のデータを見ることができます。仮に効果が悪かったとしても、数字を根拠にスピーディーに改修していけるのは他の会社にはない、弊社で働くうえでのメリットでもありますね。
・実際にご自身が手掛けたタイトルを例に、UIデザインのこだわりについて教えて下さい。
例えば現在事前登録受付中のタイトル「クイーンズブレイドリミットブレイク」では、原作同様ファンタジー風の世界観にちょっとセクシーな表現も出来るようにしています。新規ユーザーはもちろんの事、原作ファンの方にもニヤりとして貰えるようなデザイン部分をこだわって制作しました。
〇「クイーンズブレイドリミットブレイク」
©HobbyJAPAN
©CTW, INC. All rights reserved.
また現在制作中の案件にはなりますが、背景とSDキャラがマッチしないという課題に対して、イラストそのものに手を入れるのではなく、SDキャラにエフェクト加えることで馴染ませること解決出来たのは、一つ課題という側面に対して上手くUIデザイン側で解決できた良い例かなと思っています。
・CTWのUIデザイナーとして働く魅力について改めてお聞かせください
海外開発のゲームも多く、グローバルな視点で最先端の新しいデザインにチャレンジ出来る環境が整っており、会社としてもその姿勢を推進してくれている点です。新作プロジェクトも多くオリジナルタイトルやIPタイトル等幅広い作品に携わることが出来るため、デザイナーとしてはこれ以上の成長環境は無いと感じています。
もちろんそこには大変さもあります。作品ごとにジャンルも幅広いため、その都度世界観やユーザー層、最新のトレンドを調査したうえで作る必要があります。しかしその分、画一的なレイアウトしか作らない、前の作品をそのまま踏襲するといった事は行わないので、常に新しいデザインに挑戦し続けることが出来る事は、自分自身もやりがいに感じています。
“日本一の就業環境を作る“CTWの働く環境について
・貴社にご入社される方は、どのような理由で入社されますか?
私もそうでしたが、スピード感のある新規開発を多数手がけている点や、制作物に対する声がリアルタイムで聞ける現場に興味を持っている人が多い印象です。
あとはクリエイティブ事業部でいうと、良い意味で尖った人が多い印象ですかね。好きなものは好き、嫌いなものは嫌いという意見はそれぞれ持っていて、その好きな部分を最大限仕事に生かしてもらうという業務振り分けをしてくれます。自分の場合、イラストは書けないのですが、UI/UXには興味があるということを伝えたらすぐUIデザインの舵を取らせていただけました。
・CTWの福利厚生はかなり充実している印象があります。
CTWは、「日本一の就業環境を作る」という点を常に考えている会社なので、福利厚生も手厚いですね。例えばフリードリンク、フリースナック、ランチ支給、朝食サービス等があり、特にフリードリンクは良く利用していますが本当に助かります。エナジードリンク系もあるので集中したい時にうってつけですね(笑)。また福利厚生には社員間コミュニケーションを活発化してくれる効果もあるので、仕事にかなりいい影響を与えてくれています。
社内アンケートも常に募集しているため、飲食物やインフラ等の社員の声はすぐに反映してもらえています。
〇港区にオフィスを構える同社。オープンスペースは休憩として使われる事もあり、景色を眺めながら仕事をする社員も多い
今後のご展望
・チーム、今井様自身の今後のご展望を教えてください
現在制作中のタイトルとは別で新規タイトルもどんどん入ってくるので、デザイン以外の部分に対してまずは今よりもっと効率化やマニュアル化を進めていって、UIチームとしての組織力をあげていきたいと思います。働くうえでの魅力でもありますが、UIデザインは成果が一番数字に出やすい部署だと思うので、良いものを作る+効率的に早く作るという部分をチームとして頑張っていきたいです。個人的にはUIデザイナーという枠にとらわれず開発に携わり、ユーザーに喜んでもらえるような物作りをこれからもしていきたいと思っています。
・CTWの今後のご展望について教えて下さい
前述の通り、弊社は10本以上と多くの新規プロジェクトを進めており、なかなか他社様にはない”勢い”があるはずです。
クリエイティブ部門に限れば、今は社外のパートナー様にお力添えを頂きながら作っていますが、より良いクリエイティブを作るためこのタイミングで思い切った採用を行い、社内のレベルをもう一段引き上げるつもりです。
来年3月には3倍の広さのスペースへの移転も決まり、よりより就業環境が完成する他、人事評価制度や組織図もアップデートし、成果と報酬の連動もより明確になります。
クリエイターとして、管理者として、皆さんの持つ力を存分に発揮し、個人も会社も成長を続けていきたいと思っています。
・G123.jpのユーザー様に向けて一言お願いします。
いつも『G123.jp』を利用して頂きありがとうございます!G123は皆様のおかげで3周年を迎える事が出来ました。これまでの常識にとらわれることなく、常に新しいゲームを皆様に提供していきたいと思っていますので、これからも応援宜しくお願いします。これから新作タイトルについては怒涛のリリースをしていくので、是非ご期待ください!
・ありがとうございました!
〇インタビュー当日がちょうどG123の3周年記念日!特別に3周年記念ケーキを撮影させて頂きました。
〇最後は社員の皆様も一緒に写真撮影!社員間のコミュニケーションも活発に行われています。
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