『プロジェクトマネージャー試験』の概要や勉強法について解説!


プロジェクトが円滑に進むように指揮監督をするPM(プロジェクトマネージャー)ですが、IPAが実施する試験として、プロジェクトマネージャー試験が存在します。
本記事では、プロジェクトマネージャー試験の概要や出題形式、取得によるメリットについて解説していきます!

プロジェクトマネージャー試験とは?

試験の概要及び目的

プロジェクトマネージャー試験とは、情報処理推進機構(IPA)が実施する資格試験であり、ビジネスプロジェクト現場を統括するために必要な各要素の習熟度を測ることが出来る国家資格です。

 

公式HP内では、
”高度IT人材として確立した専門分野をもち、システム開発プロジェクトの目標の達成に向けて、責任をもって、プロジェクト全体計画(プロジェクト計画及びプロジェクトマネジメント計画)を作成し、必要となる要員や資源を確保し、予算、スケジュール、品質などの計画に基づいてプロジェクトを実行・管理する者”
を試験対象者としており、ゲーム業界であればゲームプロデューサー、ゲームディレクター等の職種がこの試験の対象者と考えられます。
※職種ごとの制限などはありません。

合格によるメリット

プロジェクトマネージャー試験では、
・組織戦略及びシステム全般に関する基本的な事項
・プロジェクトの目標を達成できる適応力
・要員・資源・予算・スケジュール・品質・リスクなどを管理し、チームのプロジェクトをマネジメントできる力
といった、『プロジェクトを円滑に進めるために必要な事項』を網羅して学ぶことが出来ます。

 

そのため、現場統括経験者は自身の経験値を資格で測ることが出来、未経験者であってもその素養を図ることが出来る試験のため、就職・転職活動時にアピールするポイントとして記載することが出来ます。

また、中小企業診断士、弁理士、技術士の高難度の試験の内、プロジェクトマネージャー試験を取得する事で免除することが出来るというメリットもあります。

試験について

試験日程・時間

試験は年1回の開催で、例年10月の第2日曜日に試験が実施されます。(2022年は10月9日開催)
7月中旬から8月下旬までが申込期間となっています。

 

また試験は4部構成で行われ、
午前Ⅰ・Ⅱは、多肢選択式(四肢択一)
午後Ⅰは記述式
午後Ⅱは論述式で出題されます。

受験料と受験資格

受験料 7,500円(税込)です。 振込み手数料や郵送料は各自の負担となります。 また領収書は受験票に同封されてきます。
また受験資格はなく、年齢や学歴問わず誰でも受験することが出来ます。

試験難易度と合格率

試験は午前と午後で行われますが、午前Ⅰ・Ⅱの多肢選択式テストにはボーダーラインがあり、100点満点中60点以上が条件になっています。もし60点を下回った場合、午後の記述論述試験は採点されないため、まずは多肢選択式のボーダーラインを越える事が大前提になります。

 

また、プロジェクトマネージャー試験の合格率は例年15%程となり、資格試験の難易度としては高い部類に属します。
プロジェクトマネージャー試験はIT以外にも、チームをまとめるための戦略、予算や法律に関する知識が必要であり、論述問題における論理的思考も求められることから、勉強にも労力がかかります。

試験範囲

午前Ⅰ

午前Ⅰ試験は多肢択一式となり、領域はテクノロジ系・マネジメント系・ストラテジ系の3分野があります。
テクノロジ系では、システム構成要素やアルゴリズム、プログラミング
マネジメント系では、システム監査、コスト/リスクマネジメント
ストラテジー系では、システム戦略、法務、ビジネスインダストリ
等の項目から出題され、同日開催の応用情報技術者試験の午前問題から選抜された30問から試験問題は構成されます。

 

午前Ⅱ

午前Ⅱでは、「セキュリティ」「システム開発技術」「システム開発技術」「ソフトウェア開発技術」「プロジェクトマネジメント」「サービスマネジメント」「システム企画」「法務」の7つの分野から出題され、こちらも多肢択一式になります。

 

午後Ⅰ,Ⅱ

午後Ⅰ、Ⅱは記述、論述試験になります。
テーマとしては、プロジェクトの立上げ~実行~終結までに起こりうる事象に対し、かなり広範囲で出題がされます。
スコープのコントロール、プロジェクトチームの育成、予算編成や契約順守状況評価など、プロジェクトマネージャーにとって必要なすべての要素が出題されると考えて試験対策をしておきましょう。

プロジェクトマネージャー試験勉強方法

プロジェクトマネージャー試験の勉強としては、独学かスクール講座のどちらかが主になります。
独学では、Udemyを始めとした動画講座や、各出版社から販売される試験対策用書籍から、自分のレベルに合った本を選ぶことをおすすめします。

また、過去問についてはIPAから各年度別に問題と解答が配布されているので、必ず試験前までに説いておく様にしましょう。

まとめ

プロジェクトマネージャー試験についてまとめてきました。
資格がある事で必ず就職や転職に有利になるわけではありませんが、自身の知識定着と実績をアピールする上では有効な方法と言えます。
本記事を参考に、現在プロジェクトを統括している方も、これからなりたい方も、プロジェクトマネージャー試験の受験を検討してみてはいかがでしょうか。

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