オンラインゲーム業界の現状や今後は?求められる人材も説明

オンラインゲーム業界に興味がある人へ向けて、業界の将来性や、就職活動をする際に注意すべきポイントについて紹介します。

かつて一世を風靡したオンラインゲーム業界ですが、現在はどのような状況なのか、そしてポテンシャルがあるのか、参考にしてみてください。

 

1. オンラインゲーム業界の現状と課題

オンラインゲーム

1-1. ヘビーユーザーとライトユーザーの差が顕著に

オンラインゲームといえば、昔はヘビーユーザーもライトユーザーも同じタイトルのゲームで遊んでいた時代がありましたが、昨今は状況が変化してきています。

ソーシャルゲームが一般化することによって、それぞれのユーザー層が遊ぶゲームは、はっきりと別れてきていると言われています。

 

ヘビーユーザーは旧来のPCによるMOやMMOがメインで、ライトユーザーはソーシャルゲームをメインにプレイ時間を費やしている傾向にあります。

 

1-2. オンラインゲーム≒ソーシャルゲームという認識になり、これまでのMOやMMOは停滞気味

昔ながらのPCによるMO・MMOの昨今といえば、「エミルクロニクルオンライン」などの老舗タイトルもサービスを終了してしまうなど、停滞傾向にある印象があるでしょう。

ちなみに「FINAL FANTASY XIV」のプロデューサーである吉田直樹氏も、「MMORPGは休息期に入っており、次に流行するのは10~15年後ではないか」と意見しています。

(参考リンク:http://www.gamefocus.co.kr/detail.php?number=65862

 

こういった状況になったのは、スマホで気軽にゲームを楽しめるようになったことが大きく影響しています。

オンラインゲームとソーシャルゲームはそれぞれ別物のゲームとして楽しまれてきましたが、最近はオンラインゲーム≒ソーシャルゲームというように、認識の変化が進んできています。

技術の進歩により、ソーシャルゲームでもストレスフリーで他のプレイヤーと協力・対戦プレイ(Co-op)が出来るようになったことも大きいでしょう。

 

1-3. 新規オンラインゲーム作成の規模が大きくなっている

オンラインゲーム黎明期は、「見ず知らずの他人と一緒にゲームが遊べる」という新しさから制作に今ほどのクオリティを要求されることはありませんでした。

しかし今ではオンライン対戦やチャットは当たり前にものとなっており、しっかりとした大作でないとユーザーに興味を持ってもらえない状況です。

そのため制作コストは以前よりも大きくなっていると言われています。

 

1-4. MOBA系やバトルロイヤル系などを中心に海外メーカーが躍進

世界での競技人口が多い「League of Legends」や「Dota2」といったMOBA系や、日本でもユーザーが多い「PLAYERUNKNOWN’S BATTLEGROUNDS」、「Fortnite」といったバトルロイヤル系を中心に、海外メーカーが躍進しており、日本のゲームメーカーは少し押され気味なのが現状です。

 

2. オンラインゲーム業界の将来性

オンラインゲーム業界

2-1. タイトルがe-Sportsに選ばれる可能性がある

オンラインゲームは、最近注目を集めているe-Sportsに選ばれる可能性があります。

 

先進国の中には、すでにe-Sportsを正式な国のスポーツ競技として扱っている国もありますし、2022年に開催されるアジア競技大会でe-Sportsが正式種目として採用されることも決定しました。

日本でもテレビ番組などで取り上げられる機会が増えてきており、徐々に認知度が高まりつつあります。

 

2-2. AWSなどの台頭で、管理にかかるリソースが削減できるように

オンラインゲームの運営には、これまでは自社サーバーを用意するなど必要なものが多くありました。

しかしAWS(アマゾンウェブサービス)などの外部サービスを活用することで、よりスピーディーに管理・運営ができるようになりました。

またリソースの削減だけでなく、ユーザーのプレイ環境の快適性にも役立っています。

 

2-3. 5Gなどの高速通信によるストレスフリーな環境を提供できるようになる

5Gはオンラインゲームの可能性を拡張するものとして、現在注目を集めている通信技術です。

5Gの通信速度は4Gの100倍と言われており、5G回線が普及すれば携帯電話回線を使い、遅延することなく、より快適にオンラインゲームを楽しむことが出来ます。

ちなみに5G回線は東京オリンピックが開催される2020年までに実用化される予定で、開発が進められています。

 

2-4. アプリとWEBゲームで同一データが扱えるようになり、プレイ環境に幅が出るようになる

データを共有してスマホゲームをPCで楽しむといったことを可能にするAndApps(株式会社DeNA)や、アプリをインストールせずにブラウザ上でリッチなゲームを遊ぶことができるスマホ向けのenza(株式会社BXD)など、新しいゲームプラットフォームも増えてきています。

PC、アプリ、WEB(スマホ)など、デバイスの垣根が無くなってきており、ゲームのプレイ環境からユーザーが自由に選べるようになってきていることもポイントです。

またプレイ環境を問わないタイトルが増えることは、e-Sportsに選ばれる可能性が高くなるという側面もあります。

 

3. オンラインゲーム業界に就職を考えている人へ

オンラインゲーム就職

3-1. 即戦力が求められる業界

オンラインゲーム業界は変化の激しい業界なので、即戦力となれる経験やスキルを持っているほうが有利です。

特にエンジニアやデザイナー、そしてゲームディレクターなどの制作職の場合は、この傾向が強くなります。

 

とはいえ、ポテンシャルも含めて採用をしてくれる会社も中にはあります。

まずはゲームの運営スタッフとして経験を積み、そこからゲームプランナーにステップアップするということも不可能ではありません。

未経験で応募する場合は、前職の仕事内容と共通するポイントや、活かせるポイントを整理してアピールすることが大切です。

 

3-2. 自分の望むキャリアが形成できるかをしっかりチェック

自分のキャリアプランを明確にし、そのうえで就職することも大切です。

特に未経験から就職する場合、本来のやりたい仕事が出来るようになるために無駄なく経験を積むことが必要になります。

どういったスキルを身につける必要があるのか整理しておかないと遠回りをしてしまうでしょう。

 

「いつまでに」「どういった職種で」「どのような仕事が出来るようになりたいか」を計画すると、その時その時で、自分がやるべきことを明確にすることができます。

 

4. まとめ

オンラインゲーム業界は前述のように休息期のイメージがありますが、e-sportsや5Gなどの影響で、今後さらに盛り上がっていく可能性があります。

自分の担当したゲームがオリンピックの競技に使用されることはとても夢のある話で、やりがいも大きくなるはずです。

オンラインゲーム業界に興味がある人は、どんな会社があるのか、これを機会にチェックしてみてください。

 

関連記事一覧